【22卒採用最新調査】選考辞退や内定辞退はなぜ起こるのか？
コロナ渦の影響により、22年卒採用においてもオンラインでのコミュニケーションが主流となりました。オンライン化の普及で候補者との物理的な制約が緩和した一方、オフラインでの面接に比べてコミュニケーションが希薄になったと感じる方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、最新の採用動向の実態を探るべく、弊社にて22年卒の内定式が終了したタイミングで「22卒採用における候補者の志望度を高める取り組み」に関するアンケートを実施いたしました。
今回の調査により、オンライン採用において各社が課題とする新卒採用の「選考/内定辞退」の要因が明らかとなりました。 本コラムでは、人事担当者・責任者の回答結果を元に22年卒採用における選考/内定辞退の要因と23/24年卒に向けた今後の対策について考察いたします。
前回の各社の新卒採用の注力施策についておまとめしたコラムも併せてご覧いただけますと幸いです。
目次
各社の内定辞退率の前年度変化
調査の結果から、22年卒の内定辞退率の前年度変化は中堅企業・大手企業の約20%の企業が内定辞退率が増加傾向にあることが明らかとなりました。
各社の選考辞退率の前年度変化
また、内定辞退率と同様、選考辞退率に関しても中堅・大手企業の15~20%程の企業が、選考辞退率が増加したと回答しています。
選考辞退や内定辞退の原因とは？
では、なぜオンライン採用によって選考辞退率や内定辞退率が増加してしまったのでしょうか。本調査では、多数挙げられた要因を主に以下の4つに分類いたしました。
オンライン化によるコミュニケーション不足
オンライン化により対面でのコミュニケーションが取れなくなったことで、コミュニケーションの量そのものが不足してしまっていることが一つの要因として考えられます。これにより、双方の深掘りや企業から候補者への魅力づけが十分に行われず、内定後のミスマッチが生じているのではないかという声が数多く寄せられました。
また、非接点の時間が増えただけでなく、オンライン面接中の面接官の印象が悪いことで企業に対する印象も悪くなり、候補者の意向度を低下させている可能性があるという回答が多い結果となりました。
一人あたりの内定獲得社数増加による内定通知の価値の希薄化
コロナ渦による内定の取り消しが話題となった昨今、多くの学生が複数の内定をもらうことを想定し、就職活動を行っています。 学生が一度に複数の企業に応募し、一人あたりの内定獲得社数が増加したことで一つの企業から出される内定通知の価値が希薄化しているという意見が多数寄せられています。
就職活動の長期化
採用がオンライン化したことで、物理的な制約が緩和し、候補者の就職活動がより容易になりました。これにより、内定獲得後もより良い条件の企業からの内定を求めて就職活動を継続する学生が多くなったという声が多くありました。
これは、先ほど述べた複数の内定を獲得したいという学生の意思に加え、大学等の講義もオンライン化したことで学生の余暇時間が増加したことも関係していると考えられます。
選考/内定辞退は面接内のコミュニケーション改善で防止できる
オンライン面接が主流となった昨今、面接を録画データとして記録できるようになりました。これにより、今まで面接官と候補者のみで実施されていた面接内のコミュニケーションの可視化が実現いたしました。さらには、採用特化型のオンラインツールにより、これらの映像をAI解析できる技術が登場しています。
AI解析を実施することで、面接官と候補者のコミュニケーションを定量的に評価し、内定辞退につながる根本的な原因の突き止め・改善が可能となりました。
原因を特定・改善し、候補者と最適なコミュニケーションをとることでオンライン面接においても内定辞退の防止を実現することできます。
harutaka IA（インタビューアセスメント）
この度、採用DXサービス「harutaka」から録画した面接を見える化するサポートAI「インタビューアセスメント」が登場いたしました。
「インタビューアセスメント」は面接内のコミュニケーションを定量的に評価し、改善案アクションを提示します。これにより、面接内コミュニケーションの改善サイクルをサポートし、内定辞退を防止することで御社の選考/内定辞退防止に寄与いたします。
【最新調査レポート】22卒採用振り返りアンケート
選考/内定辞退の実態と各企業の取り組みとは？
本ホワイトペーパーでは、本コラムの元となる最新調査結果をおまとめしております。人事担当者・責任者を対象とした「22卒採用における候補者の志望度を高める取り組み」に関するアンケートの結果と共に採用力を強化するための行うべき施策について考察しております。特に選考/内定辞退の実態や各社の取り組みに関してご興味ある方は是非ご一読ください。
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