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AI面接とは?仕組み・導入効果から失敗しない運用設計まで解説

AI面接とは?仕組み・導入効果から失敗しない運用設計まで解説

採用担当者の工数が増え続け、生成AIを使った書類作成が当たり前になりつつある2026年の採用現場で、注目を集めているのがAI面接です。一方で「AIが合否を決めるのでは」「応募者が嫌がりそう」「導入しても形骸化しないか」と踏み切れない採用担当者も多いのではないでしょうか。

本記事では、AI面接の仕組みや種類、導入によって何が変わるのか、どう設計すれば機能するのかを、harutaka編集部がこれまで多くの企業・自治体の導入に携わってきた経験をもとに解説します。

1. AI面接とは

AI面接とは、AI技術を活用した採用面接の仕組みやツールの総称です。AIが面接官の役割を部分的または全面的に担い、質問・深掘り・評価レポートの自動生成などを行います。「録画型」「対話型」など複数の形式を含む幅広い概念であり、混同されやすい録画選考やWeb面接(ライブ)とも目的・機能が異なります。

AI面接・録画選考・Web面接の違い

 

1-1. AI面接の基本的な仕組み

AI面接の基本的な仕組み

一般的に、AI面接の役割は「情報収集」と「情報整理」です。合否を決めるものではなく、採用担当者が判断を下すうえで必要な情報を集め、整理して届けることがAI面接ツール全般に共通する機能です。

たとえばharutakaでは、AI面接の機能を以下の3層で整理しています。

  • ・面接の実施:AIアバターが応募者とリアルタイムで対話し、回答に応じて深掘り質問を動的に生成
  • ・情報の記録・整形:会話を録画・全文文字起こしし、自動的にレポートへ整理
  • ・判断の支援:担当者が録画・文字起こし・要約・評価スコアをまとめて確認。最終的な採否判断は人間が行う

AIが分析しやすい要素として、回答の論理構造・話の一貫性・深掘りへの対応力・発話内容の具体性などがあげられます。一方でカルチャーフィットや人柄の微妙なニュアンスは、AIのデータをもとに人が判断を補う設計にする必要があります。この役割分担を最初に把握しておくことで、AI面接を適切に活用することができるでしょう。

 

AI面接の評価の難しさやバイアス対策については、ZENKIGEN Lab Report 007およびZENKIGEN Lab Report 008で詳しくご紹介しています。

 

1-2. AI面接の種類と選考フローでの位置づけ

AI面接ツールを使い分ける際は、まず応募者の「何を見極めたいか」を基準に考える必要があります。選考フェーズごとの目安は以下のとおりです。各フェーズの目的に合わせてこれらを組み合わせて活用している企業も少なくありません。

選考フェーズ 適したツール 理由
一次面接 「harutaka AI面接」(対話型) ESや録画では把握しにくい対話力・思考の瞬発力を確認できる
書類選考を補完する初期スクリーニング 「harutaka 録画選考」 非同期で効率的に初期絞り込みが可能
二次面接以降 「harutaka Web面接」(ライブ) 深い対話と人間同士のやりとりが求められる場面に対応

2. AI面接が注目される背景

AI採用が注目される背景

 

AI面接への関心が高まっている背景には、主に採用担当者を取り巻く3つの構造的な変化があります。

  • ・採用のオンライン化の定着によって、採用担当者の工数が増大した
  • ・AI技術の進化によって、AI面接が実用レベルに到達した
  • ・生成AIを使った書類作成の普及によって、書類選考だけでは見極めが難しくなった

2-1. オンライン面接の定着で採用担当者の負荷が増大した

採用のオンライン化が定着したことで、採用担当者の面接対応件数が増え、業務負荷が構造的に高まっています。コロナ禍を契機にオンライン面接が急速に普及し、Web面接の割合が50%以上の企業は中途採用市場でもすでに48.1%に達していることがわかります(マイナビ「中途採用状況調査2025年版」)。

オンライン化で地方・遠方からの応募が増え、母集団が広がった一方で、1社あたりの面接対応件数も増加傾向にあります。それだけでなく、新卒採用の早期化も進み、インターンシップから本選考まで通年で対応が求められる企業も少なくありません。大企業の最終面接以外では約9割がオンラインまたはハイブリッドで実施されているというデータもあります。採用の間口が広がった反面、担当者の工数が増え、応募者への魅力づけに時間を割けない状況から、AI面接の活用を検討する企業が増えつつあります。

参照:マイナビ「中途採用状況調査2025年版(2024年実績)」
参照:HR総研「2024年・2025年新卒採用動向調査」

 

2-2. AI技術の進化によりAI面接が実用レベルに到達した

AI面接が実務で機能するようになった背景には、AI技術の急速な進化があります。かつての初期的なAI選考は録画動画を解析するだけのものが主流でしたが、2022年以降の生成AIの登場によって状況が変わりました。

現在のAI面接では、応募者の回答内容をAIがリアルタイムで解析し、その内容に応じて次の深掘り質問を動的に生成できます。自然言語処理の精度向上により、回答の論理構造の分析・スコアリング・面接内容の要約が高精度で自動化されています。

 

2-3. ESのAI作成が普及し書類選考だけでの見極めが難しくなった

採用現場を取り巻く外部環境も変わっています。就活生・求職者による生成AIの活用が急速に広がり、ESの質が全体的に底上げされていることで、書類選考だけでは応募者の見極めが難しくなっています。

2026年卒学生のうち就職活動でAIを利用した学生は66.6%と半数を超えています(マイナビ調査)。利用目的のトップはESの推敲(68.8%)・作成(40.8%)で、AIで整えられた書類が当たり前になりつつあります。

こうした状況を受け、AI面接を導入した企業の多くで「ESだけでは人物の見極めが難しくなった」という声が聞かれています。書類選考を縮小・廃止してAI面接で間口を広げる動きも出ており、AI面接は「選考設計そのものを見直す契機」になりつつあります。

参照:マイナビ「2026年卒 大学生キャリア意向調査4月<就職活動におけるAI利用について>」

3. AI面接を導入することで実現できること

AI面接導入で実現できること

AI面接を「工数削減ツール」として捉えると、その価値の一部しか見えません。導入によって実現できることは主に5つあります。

  • 1.採用担当者が本来注力すべき仕事に集中できるようになる
  • 2.24時間対応で母集団が広がる
  • 3.評価のばらつきをなくし選考の公平性が上がる
  • 4.選考スピードが向上し辞退リスクが下がる
  • 5.採用データが蓄積され選考の改善サイクルが回せる

 

3-1. 採用担当者が本来注力すべき仕事に集中できるようになる

AI面接導入の本質的な価値は、工数削減そのものではなく、採用担当者が本来担うべき仕事を取り戻せることです。「日程を組んでこなす面接」ではなく「応募者に自社の魅力を伝える対話」に注力できるようにすることが、AI面接が採用現場にもたらす本来の変化です。

従来の一次面接では、日程調整・面接実施・評価記入・合否判定を合わせると1名あたり約70〜80分の工数がかかります。AI面接を導入するとAIが面接の実施と情報整理を担うため、担当者はレポートの確認と合否判定(10分程度)に集中できます。

削減された時間をどこに使うかが、AI面接導入の成否を分けます。harutakaが支援した西松屋チェーンでは、一次面接をAI面接に切り替えたことで採用担当者の工数が約75%削減され、二次面接の対応体制を1名から3名に拡充しました。「面接をこなすだけの時間」から「応募者と深く向き合う時間」への転換が、内定承諾率の向上にもつながっています。

 

3-2. 24時間対応で母集団が広がる

有人面接には「面接官が対応できる時間帯」という物理的な制約があります。仕事をしながら転職活動している社会人や、授業・アルバイトの都合がつきにくい学生にとっては、希望の日時で受験できないことが離脱の一因になります。AI面接はこの制約をなくし、24時間365日いつでも受験できる環境を提供することが可能です。

先述した西松屋チェーンの事例でも、この効果が運用データで確認されています。受験が最も集中したのは夜間帯(21時頃)で、有人面接では対応できなかった時間帯に多くの応募者が受験していました。同社では一次面接の受験者数・合格者数がともに従来の約1.5倍に増加しており、合格基準は変えていないのにこの数字が伸びた背景には、日程の制約で機会を逃していた応募者を捕捉できるようになったことがあります。

地方在住者・育児中の方・遠方からの応募者など、時間・場所の制約でこれまで選考に参加しにくかった層への間口も広がります。採用ターゲットを広げたい企業ほど、AI面接の24時間対応という特性は戦略的な意味を持ちます。

 

3-3. 評価のばらつきをなくし選考の公平性が上がる

AI面接では全応募者が同じ質問・同じ評価軸で面接を受けるため、面接官の属人性や疲労による評価のばらつきを抑えられます。

人間が行う面接には、面接官のコンディション・第一印象によるハロー効果・面接官ごとの評価基準の差など、避けにくいばらつきが生じます。harutakaのデータサイエンティストによる分析(ZENKIGEN Lab Report 007)でも、「面接官によって評価基準がバラバラであり、本来採用になるはずだった人が不採用になっているケースが少なくない」という事実が確認されています。連日100名以上の面接をこなす大量採用では、午前と午後で同じ基準を保つことは現実的に難しいです。

AI面接は、こうした人的要因によるばらつきを構造的に抑え、評価の均一化につなげることができます。

 

3-4. 選考スピードが向上し辞退リスクが下がる

AI面接を導入すると選考スピードが上がり、応募者が他社に流出するリスクを下げられます。応募者の志望度は時間とともに下がりやすく、選考の遅さが辞退の直接的な原因になることも少なくありません。

有人面接のリードタイムが長くなる主な原因は、面接官のスケジュール調整です。現場社員が面接を兼務している場合や、面接官が複数名・複数拠点にまたがる場合は、日程調整だけで1〜2週間かかることがあります。AI面接であれば応募直後から受験できるため、「気持ちが高まっているうちに選考を進められた」という応募者体験を提供できます。応募から面接までの待ち時間が短いほど志望度の維持につながりやすく、新卒採用の早期化が進む現在、選考スピードは採用競争力に直結しています。

 

3-5. 採用データが蓄積され選考の改善サイクルが回せる

AI面接を使うと全応募者の回答録画・文字起こし・評価スコアがデータとして蓄積され、選考の質を継続的に改善できます。これまで「ブラックボックス」になっていた面接の中身を、データに基づいて振り返ることが初めて可能になります。

有人面接では面接の記録が面接官のメモや記憶に頼りがちで、「なぜこの応募者を通過させたか」の根拠が組織として残りにくい状態でした。AI面接では全応募者のやりとりがデータとして記録されるため、「どの質問で応募者の差が出やすいか」「通過者と不通過者の回答傾向の違い」「入社後の活躍と面接時の回答の相関」といった分析が可能になります。

設定した評価基準が実際の選考でどう機能しているかを検証し、改善するサイクルを回せることが、AI面接の中長期的な価値です。

4. AI面接は応募者にとってどんな体験をもたらすのか

AI面接の導入を検討する際、「応募者が嫌がるのでは」という懸念を持つ採用担当者の方も多いかもしれません。しかし実際に受験した応募者の声は、その先入観とは大きく異なります。

  • ・「緊張しすぎない」状況が応募者の本音を引き出す
  • ・AI面接の導入が採用ブランディングに影響する
  • ・応募者にとって「練習と振り返り」の機会として機能するケースも

 

4-1. 「緊張しすぎない」状況が応募者の本音を引き出す

対人面接では、応募者が無意識に「面接官が期待する答え」を探しながら話す傾向があります。面接官の表情や反応を読みながら話を調整することで、本来の考え方や強みが伝わりにくくなることもあるでしょう。AI面接ではこうした「見られている緊張感」が生まれにくいため、自分のペースで考え、話しやすい環境を整えることができます。

harutakaの導入企業から寄せられた応募者の声には、「自分のペースで話せた」「圧を感じず落ち着いて話せる」「面接らしくしっかり深掘りされた」といった声が多く寄せられています。緊張で本来の実力を発揮できなかった応募者をより正しく評価できる機会が増えることは、採用側にとっても重要なメリットといえるでしょう。

 

4-2. AI面接の導入が採用ブランディングに影響する

AI面接は選考ツールであると同時に、応募者が企業と最初に接する「選考体験の場」でもあります。その体験の質が企業イメージづくりに影響し、採用ブランドの一部を構成するものです。

マイナビの調査によると、採用活動でAIを活用している企業に対して転職活動中の求職者の37%が「応募・入社意欲が高まる」と回答しており、20代では半数を超えています。「新しいものを導入している会社に好感が持てる」「感情ではなく公平に評価してもらえそう」という理由が上位に挙がっており、AI面接の導入が採用ブランドにポジティブな影響をもたらしうることがデータからも読み取れます。

参照:マイナビ「中途採用・転職活動の定点調査(2024年9月)」

 

4-3. 応募者に「練習と振り返り」の機会として機能するケースも

AI面接は企業側の効率化・情報収集のためのツールですが、設計次第では応募者にとっても意味のある体験を提供できます。選考の場であると同時に、自己表現や自己理解の機会として機能させることができます。

その好例が長野県塩尻市の取り組みです。塩尻市は「受験者ファースト」という理念のもとAI面接を導入し、「何度でも挑戦できる設計」と「フィードバックレポートによる自己理解の機会」を選考の中に組み込みました。採用側の効率化と応募者側の体験向上を両立させる可能性を示した事例として参考になります。

 

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5. AI面接を導入するための手順と注意点

AI面接導入の進め方

AI面接は、ツールを選んで導入すれば成果が出るものではありません。導入前に準備すべき手順は次の6ステップです。

  • 1.社内の合意形成を進める
  • 2.導入目的と選考フローを設計する
  • 3.評価基準・質問を設計する
  • 4.応募者への事前説明と同意フローを整備する
  • 5.セキュリティと情報管理体制を確認する
  • 6.AIの評価結果と正しく向き合う運用設計を持つ

5-1. まず社内の合意形成を進める

AI面接の導入で最初の壁になりやすいのは、社内の合意形成です。「AIが合否を決めるのでは」「応募者が嫌がるのでは」「選考の公平性が保てるのか」という懸念は、役員・法務・情報システム部門・現場の面接官など、さまざまな立場から出やすい反応です。

最も重要なのは、AI面接の役割を正確に伝えることです。AI面接は「情報収集・情報整理の役割」を担うものであり、最終的な採否の判断は必ず人間が行います。「応募者が嫌がるのでは」という懸念については、実際の応募者の声や好感度データを示すことで、先入観と実態のギャップを伝えられます。稟議を通すうえでは、導入実績・セキュリティ認証の取得状況・応募者への事前説明と同意フローの整備状況をあわせて資料化して示すと有効です。

 

5-2. 導入目的と選考フローを設計する

AI面接をどのフェーズに組み込むかを、導入前に明確にしておく必要があります。「一次面接の完全な代替として使う」「書類選考を補完する初期スクリーニングとして使う」「録画選考の後のステップとして補完的に使う」など、活用パターンはさまざまです。目的が曖昧なまま進めると、運用が形骸化するリスクがあります。

フロー設計の前に取り組むべきことは、「現在の面接で何を見ているか」を言語化することです。採用要件の言語化が先にあり、そこから質問・深掘り項目・評価基準の設計が生まれます。自社の採用課題(工数削減か、見極め精度向上か、母集団拡大か)に合ったフロー設計を事前に検討してから進めることが重要です。

 

5-3. 評価基準・質問を設計する

AI面接の精度は設計の質に大きく左右されます。評価基準・質問設計・深掘り項目をどう設定するかによって、得られる情報の質が変わります。

設計時に欠かせないのが、社員によるテストプレイです。「質問テンポが遅い」「深掘りが足りない」「面接時間が短い」といった応募者視点の問題点を洗い出して設計を修正し、本番導入に臨むことが重要です。設計工数を見込んだスケジュールを立て、必要に応じてサポート体制が整ったベンダーを選ぶようにしましょう。

 

5-4. 応募者への事前説明と同意フローを整備する

AI面接を実施する際には、録画・AI分析が行われることを候補者に事前に説明し、同意を取得するプロセスを整備する必要があります。応募者が知らないまま選考を受ける状況は、信頼関係の観点からも避けるべきです。

事前に開示すべき情報としては、個人情報の利用目的・AI処理の内容・データ保管期間・AIモデルへのデータ転用禁止の担保などが挙げられます。採用選考へのAI活用をめぐる法的・倫理的な議論は国内外で進んでいるため、自社のAI面接の設計が偏りや差別を生まないかどうかを定期的に確認する姿勢も重要です。

 

5-5. セキュリティと情報管理体制を確認する

応募者の個人情報・面接録画・評価データを扱うAI面接ツールでは、データ管理の体制確認が欠かせません。確認すべき項目としては、データ保管場所(国内か海外か)・通信の暗号化方式・保存時の暗号化・第三者認証(ISMSなど)の取得状況・AIモデルへのデータ転用禁止の担保が挙げられます。

特に大企業・エンタープライズ規模での導入を検討している場合、情報システム部門や法務部門が独自のセキュリティチェックシートによる審査を行うケースが多く、完了まで1〜3ヶ月かかることもあります。参考として、harutakaのAI面接ではデータを国内(AWS/Google Cloud)で保管し、通信はTLS 1.2以上、保存データはAES-256で暗号化しています。ISMS(ISO/IEC 27001)認証を取得しており、AIモデルへのデータ転用も行いません。採用シーズンに間に合わせるためには、半年以上前から動き始めることをお勧めします。

 

5-6. AIの評価結果と正しく向き合う運用設計を持つ

AI面接の運用で見落とされやすい落とし穴が「アンカリング」のリスクです。AIが算出したスコアを先に見ることで、担当者の判断がそのスコアに引きずられてしまう現象です。「最終判断は人間が行う」という設計であっても、実態としてAIの評価を追認するだけになりかねません。

アンカリングを防ぐ運用設計として有効なのは、「AIのスコアを見る前に、担当者自身が回答録画を一度確認して自分の印象を持つ」というステップを設けることです。カルチャーフィットや人柄のニュアンスはAIだけでは測りきれない領域があるため、AI面接の結果は対人面接と組み合わせた総合的な判断の設計を維持することが重要です。

6. AI面接を導入した企業の事例から学べること

AI面接を利活用している企業の事例について、成果の観点から改めて整理します。AI面接の価値は採用規模や効率化目的だけにとどまらず、採用理念に基づいた設計次第でその意義が広がります。

【図表】harutaka AI面接の導入事例サマリー

企業・自治体 導入の目的 主な成果
西松屋チェーン 24時間選考による母集団拡大と工数削減 受験者数・合格者数が従来の約1.5倍/担当者工数約75%削減
長野県塩尻市 「受験者ファースト」な選考機会の公平化 24時間受験可能な体制を実現/フィードバックで自己理解の機会を提供

6-1. 西松屋チェーンの事例:24時間選考と採用担当者の役割転換

全国1,200店舗近くを展開する西松屋チェーンが一次面接をAI面接に切り替えたことで、受験者数・合格者数がともに従来の約1.5倍に増加し、採用担当者一人あたりの工数を約75%削減しました。削減した工数を二次面接の体制拡充(1名→3名)に転換し、応募者への魅力づけに注力できる体制を実現しています。「採用担当の本業は魅力づけ」という考え方がAI面接導入の設計に一貫して反映された事例です。

 

6-2. 塩尻市の事例:大量採用目的ではないAI面接の活用

長野県塩尻市がAI面接を導入した理由は、効率化でも大量処理でもなく「受験者ファースト」という採用理念の実現にありました。日程・場所の制約で受験機会に差が生じやすかった従来の選考を、AI面接の導入によっていつでもどこからでも受験できる環境に変えています。AI面接の価値は採用規模や効率化だけで語れないことを示す事例です。

まとめ

AI面接は、採用工数を削減するためのツールである以上に、採用担当者が本来注力すべき仕事を取り戻すための仕組みとして機能します。AIが情報収集・情報整理を担い、人間が判断と魅力づけに集中できる分業の設計こそが、AI面接の本質的な価値です。

カルチャーフィットや人柄の見極めなど、AIだけでは測りきれない領域があることも忘れてはなりません。AIと人間の役割分担を明確にしたうえで設計することが、AI面接を実際に機能させる前提になります。

harutaka編集部はこれまで西松屋チェーン・長野県塩尻市をはじめ、多くの企業・自治体のAI面接導入に携わってきました。その経験から言えるのは、「設計次第で価値が大きく変わるツール」だということです。まずは自社の採用課題を整理し、AI面接によって何を変えたいのかを言語化するところから始めていただくことが、その第一歩になります。

harutaka AI面接

本記事でご紹介したとおり、AI面接の導入効果は設計と運用の質によって大きく変わります。harutakaでは、質問・深掘り・評価基準のカスタマイズや、ATS連携・セキュリティ対応・導入後の伴走サポートまで一貫してご支援しています。

「自社の選考フローに合わせてどう使えるか」「どのような規模・業種での導入実績があるか」など、具体的なご検討にはサービスページをご覧いただくか、お気軽にお問い合わせください。

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