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録画面接(動画選考)が急増中!選考突破の6つのコツ

履歴書の文字からは読み取れない応募者の人となりを判断できる「録画面接(録画動画選考)」を導入する企業が年々増加しています。遠方に住む応募者にとっては、都心部の企業へ面接に行くための交通費がかからず、面接時間の調整を必要としない便利なツールとして、今後ますます録画面接(動画選考)の普及率は上がることが予想されます。そこで今回は、現在の導入状況や録画面接(動画選考)を行うコツ、マナーを初心者の方にもわかりやすくまとめました。

録画面接(動画選考)とは?

スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末やパソコンのWebカメラで撮影した動画を、企業が指定する投稿フォームにアップして行われるのが「録画面接(動画選考)」です。これまで多かったスカイプ(Skype)面接のようなライブ式のモノとは異なり、企業が設定した質問の回答や自己アピールの録画動画をいつでも撮影でき時間を問わず投稿できるため、応募者にとって使いやすいのが録画面接(動画選考)の特徴です。

録画面接(動画選考)の導入状況

エンタメ業界やテレビなどのメディア、建設業界、商社など業界を問わず、多くの企業が録画面接(動画選考)の導入に踏み切っています。職種は、営業職や販売・サービス職などのコミュニケーションスキルを必要とする職種の採用に積極的に使用されています。

遠方に住む応募者を採用したい企業は、対面による面接の代わりとして導入。有効応募を増やしたい企業は、インターン選考や、一次面接で録画面接(動画選考)を導入し、二次面接や最終面接に進む選考材料として活用しています。これには、学歴やエントリーシートからは読み取れない印象やコミュニケーションスキルを、事前に把握しておきたい企業側の狙いがあります。設問では、下記のような内容を1~2分程度の時間で撮影するケースが多いです。

・自分がどういう人間か、理由と共に簡潔に教えてください。
・当社であなたが実現したいことはなんですか?
・自己紹介をしてください(方法は自由)

録画面接(動画選考)は、応募者にとってもプラスに作用します。設定された質問内容に時間をかけて回答することができるので、企業が求める人物像を理解する時間を確保できるからです。動画を撮影する際も企業が求める人物像に近づけるため、何度も取り直すことができます。

録画面接(動画選考)の企業側のメリット

早期採用が可能

一次面接では人事担当者などが面接を行い、二次面接以降ではその上司や役員面接などといった選考過程が発生します。そのため、採用に時間を要することがありますのでスピード感を持って採用を実施することが難しくなります。その点、動画による先行を行う場合、録画データを面接官にメールを送るだけで社内での共有が可能なため、何度も面接のために来社してもらう必要がありません。

録画することで内容を複数の面接官が確認できる

動画を録画して面接官に送付することで社内にて動画を共有することが可能になります。面接官の日程調整や求職者の時間、面接会場の確保などの手間が減ることで生産性の向上に寄与します。二次面接や最終面接などのために多くの求職者を振り落とすためには、求職者が何度も出入りすると管理も大変になってしまいます。

遠方の求職者にもアプローチできる

世界の求職者や日本全国から優秀な求職者に集まってもらうためには、求職者の移動の時間や金額の負担を軽減させる必要があります。希望していた会社であったとしても、時間やお金の問題で面接を受けてくれないリスクがあることが問題になります。求職者のリスクを少しでも抑えることで優秀な方々からの応募が増えることが考えられます。

録画面接(動画選考)の企業側のデメリット

録画面接には、遠方の求職者を確保することや手間を減らせることなどのメリットが多くあります。しかし、デメリットもありますのでどちらもチェックして導入することが必要です。

対面よりミスコミュニケーションが起こりやすい

動画での面接を行うことで応募者の考えていることを正確に読み取れないことも考えられます。面接官は動画での言葉だけではなく、表情や身振り手振りなどからどのような考えをしているのかも読み取ろうと考えます。聞きたいと考えている内容と少しズレている内容の答えを送ってくる方もいるかもしれませんので、双方の考えをしっかりと伝えることが必要になります。

情報漏洩のリスクがある

対面型の面接では、面接自体を録画することはほとんどありません。面接官がメモを取りながら質問の回答に注目していますが、動画を送ってもらうことで情報漏洩のリスクもあります。人為的なミスやハッキングなどによって動画を流出させてしまうことで、求職者や企業へも大きな痛手になってしまいます。双方ともに、セキュリティ対策は信頼できるシステムを選ぶことが必要です。

録画面接(動画選考)で成功するポイント

では、録画面接(動画選考)で成功するためには、どうすればいいのか。具体的なポイントを下記にまとめました。

(1)伝えたいことを動画の冒頭で簡潔に伝える

これは、ビジネス上でのコミュニケーションスキルのひとつでもあります。伝えたいことを1つに絞り、相手が最も集中している動画の冒頭で簡潔に伝えることがポイントです。いつまでも何を言いたいのかわからない動画を見せるのは、採用担当者に悪い印象を与えてしまうので、相手にとってわかりやすい内容になっているか撮影後のチェックは欠かさず行いましょう。また、話し方は丁寧にハッキリした声を意識してください。採用担当者が一度で聞き取れる話し方がベストです。

(2)目線はカメラに固定して相手の顔を見るように話す

上目遣いや伏し目がちにならないよう、目線の高さを合わせてカメラをセッティングしてください。撮影中は、相手の目を見て話すときと同様に、カメラをしっかり見て話すことを心がけましょう。具体的には、頭部を数cm空けて、頭から胸元が画面に収まる位置にカメラを固定するのが理想的です。

(3)自分以外に目移りするモノが映っていないか確認する

恐らく、ほとんどの方が自分の部屋で撮影すると思います。その際、気をつけてほしいのがカメラに映る自分以外の背景です。好きなアイドルのポスターや、ぬいぐるみ、カレンダーといった自分以外に相手が目移りするような物は、画面に映らないように事前に外しておきましょう。単色のカーテンや白い壁を背景にするといいでしょう。

録画面接(動画選考)で気をつけたいマナーや注意点

上の成功するポイントと同様に、失敗しないためのマナーや注意点も把握しておくと、より良い準備ができます。以下のポイントを撮影前に確認してみてください。

(1)周囲の雑音が入らない場所で撮影する

撮影時に周囲の会話や物音が邪魔にならない静かな場所で撮影してください。電車が通過したり、車の往来が多い場所は避けましょう。おしゃれだからといって、カフェなどの人の出入りが多かったり、他人の声が入りやすかったりする場所もNGです。自宅が難しければ、落ち着いて撮影のできるレンタルスペースを借りるのもいいでしょう。

(2)服装はスーツやジャケットが基本。ただし、臨機応変に。

録画面接(動画選考)といっても面接であることに、かわりはありません。基本は、対面の面接に向かうのと同じスーツやジャケットを着用するのが望ましいでしょう。ただし、求職者の素の姿を見たいと考える企業もあるなど、考え方は企業によって様々です。もし「普段着で撮影してください」という設問があった場合には、採用側の意図をしっかり汲み取って、スウェットやジャージ姿で撮影するのは避けましょう。見た目の印象は、動画だと写真よりもさらに強調されます。採用担当者に良い印象を持ってもらうためにも、髪型はきちんとセットして、男性は髭をきれいに剃って、身だしなみを整えて臨みましょう。

(3)表情が明るく見えるように照明に気を配る

顔が白くなるほどライトを当てる必要はありませんが、動画撮影が初めての方だと自分が思っている以上に撮影した動画の画面が暗く見えることがあります。それは、顔に上手く照明が当たっていないからです。ライトは、正面やや斜めから当てるようにして、画面に映らないように顔の下に白いハンカチや紙をおいて、照明が反射して顔にあたるようにしておくのがポイントです。表情が明るく映るので効果的です。画面が暗いとせっかく明るい声で話しても暗い印象を与えてしまうので注意しましょう。

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録画面接(動画選考)の練習方法

面接の練習方法は、実際に人に向かって話すことが大事です。家族や友人、第三者の視点を取り入れることで、自分では気付くことができなかった問題点を見つけることにつながります。

3種の神器をそれぞれ1分・3分で話せるように練習

よく就職活動で3つの神器と言われる、自己PR、ガクちか、志望動機をスラスラと言えるように練習する必要があります。録画面接であっても一発勝負のように流れを意識して、動画の始め方に注意して納得いくまで行いましょう。

まとめ:やればやるほど上手くなるのが録画面接(動画選考)

一発勝負の対面による面接と違い、何度も取り直せる録画面接(動画選考)は、経験するほどいい動画を作成できるようになります。そのためにも練習は納得いくまで何度も行いましょう。できれば撮影した動画を、家族や友達に見てもらって、感想を言ってもらうと課題や良い点を確認できます。やればやるほど上手くなる録画面接(動画選考)は、応募者にとって有利なツールと言えるので、ぜひ上手く活用してください。

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