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人材育成における目標設定とは?目標設定の方法やポイントを解説

一般的に、人材育成においては目標設定が欠かせないと言われています。この記事ではなぜ人材育成において目標設定が重要なのか、どのような目標設定を行うと良いかといったポイントをご紹介します。

人材育成で目標を設定する意味

人材育成において目標を設定する最大の意味は、自ら目的を考え、遂行していくことが組織だけでなく個人の成長に繋がるためです。与えれた目標や行動指針に従うのではなく、自ら課題を見出し解決していくことでやりがいに繋がり、自信や満足感を得ることが可能になります。

効果的な人材育成の目標を設定する4つのポイント

1.会社の経営目標などを伝える

組織の方針と個人の目標が一致するように、経営目標や目指すビジョンを発信しましょう。組織の目指す方向が明確になることで、自分は何をすべきかという点が考えやすくなります。

2.期日を決める

目標には必ず期日をセットで設定しましょう。期日があることにより、1年、半年、1ヶ月といった単位での具体的な行動スケジュールを設定することができます。

3.具体的に取り組み内容を決める

目標に対して、どのような行動を取っていくべきかを具体的に設定しましょう。成果だけでなく行動目標も設定することで行動面での振り返りを行うことができます。

4.どのような成果を求めるか決める

「売り上げ100万円を達成する」「予算を20%削減する」といったように、目標を達成した際にどのような成果が出るかわかるように、数値を含めた具体的な目標を設定しましょう。数値の目標が定まることで、行動目標への落とし込みが可能になります。

人材育成で目標を設定する際には管理シートを使用する

目標設定にはExcelなどを用いて管理シートを作成するのがおすすめです。

「目標」「行動」「期日」の3点に沿って記載していきましょう。また、「上長からの評価欄」を設置し、半年や1年ごとのフィードバックを記載してもらうようにしましょう。

目標管理シート以外の実施方法

HRMOSHRBrainといった目標管理ツールを活用するのもおすすめです。

面談記録や目標をオンラインで管理することで簡単に振り返りを行うことができます。また、社員データを組織図に活用したり、人事評価の結果を分析するなど目標設定以外の機能も搭載されているのが優れた点といえるでしょう。

人材育成の目標設定例

実際に、どのような目標設定が良いとされているか下記に例で示します。

「〇〇までに、△△を□□にさせる」という形を基本に設定していきましょう。

営業部門

・3ヶ月後までに、1日の商談件数を2件から5件にすることで、個人売上を500万円に伸ばす。

・来期までに、チームメンバーの受注率を10%から20%に引き上げ、売上3000万円を達成する。

人事部門

・来期までに、人材育成のための社外勉強会を10件開催する。

・来年までに、採用活動における応募者を前年比120%に増加させる。

人材育成における目標設定の失敗例

1.人事評価に連動しすぎている

2.適切なフォローアップができていない

これら2つはよくある失敗例として挙げられます。目標設定がそのまま人事評価に結びつくと、達成できる低い目標を設定しがちになってしまうという課題があります。また、目標設定に対して月に一度はフォローアップをし、進捗状況を確認することで失敗を防ぐことができます。

人材育成の課題も考慮しながら実施する

育成システムが整っていない

そもそも育成システムが整っておらず、どのように育成を進めて良いかわからない場合があります。フレームワークなどを活用して目標設定を行うことで思考のプロセスを明確化することが可能です。

従業員の多忙で教育に時間を割けない

人手不足により、十分な時間をかけて人材育成ができない場合があります。研修の外部委託やeラーニングなど、思い切って社外のリソースを活用して育成を行うというのもおすすめです。

育成に関する明確な基準がない

求める人材のスキルや人材像が明確でない場合、どこまで育成すればいいのかという点が曖昧になってしまいます。人材育成に定評のある企業や、競合他社の採用情報などを調査することで、自社に生かせる点が見えてくるでしょう。

まとめ

目標設定は、求める成果に対する具体的な行動計画を自主的に立てることにより個人の成長に繋がります。今回ご紹介したポイントをおさえて効果的な目標設定を行い、人材育成に役立てましょう。

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