【人事必見】「WEB面接」導入のメリットとは?おすすめの面接ツール6選
ここ数年、採用活動にWEB面接を導入する企業が増えてきました。企業と求職者の双方にメリットがあることから、多くの採用担当者から注目を集めています。しかし、検討したくてもWEB面接の認知度はまだまだ低く、多くの企業は導入に足踏みしているのが現状です。そこでWEB面接を導入するメリットや注意点、各種ツール・サービス内容などを、わかりやすくまとめました。採用担当の方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
WEB面接が増加している背景
今後WEB面接を導入する企業が増える理由として挙げられているのが、スマートフォンの普及率です。総務省の通信利用動向調査では、2017年にPCや固定電話よりスマートフォンが世帯保有率で上位に位置付けられています。この調査からもスマートフォンが最も生活の中で使用される通信手段であることがわかります。スマートフォンで動画を撮影することが人々に浸透している現状から、WEB面接に対する求職者の親和性は、より高くなることが予想されます。
採用活動における主な課題
(1)選考途中で多くの辞退者が出てしまう
選考スピードの早い企業ほど、優秀な人材を採用しやすいのは常識です。しかし、配属先の現場責任者が求める人材との摺合せに時間を割かれ、選考途中で他社にいい人材を取られてしまうケースが多発しています。
(2)地方在住の求職者との出会いが少ない
面接のために上京する遠方の求職者にかかる交通費・宿泊費の会社負担や、反対に地方面接を実施する上での出張費、また移動時間などから、地方在住の人材を積極的に確保できていない課題を持つ企業が多々あります。
(3)少人数での対応による業務工数の増加
基本的に採用人事部は、少人数で採用業務を担っています。そのため、数百~数千人分の履歴書に目を通すだけで精一杯。書類選考で落とさざるを得なかった求職者のなかに、実は優秀な人材が隠れているのではと懸念されています。
WEB面接のメリット
こうした課題の解決に最適なのがWEB面接です。メリットは、大きく分けて2つあります。
1つ目は、地域を問わず行えること。ネットワーク環境が整っていれば、PCやスマートフォン、タブレットなどで全国どこでもWEB面接を行うことができます。遠方の求職者確保につながり、これまで以上の母集団形成が可能となります。
2つ目は、投稿された動画や録画したライブ面接をすぐに社内共有できること。求職者が撮影した動画を投稿する動画エントリー形式であれば、採用担当者はシステム上でいつでもチェックできます。配属先の上長にもメールひとつでシステムからの確認を依頼できるので、選考スピードの早期化につながり、応募辞退を減らすことができます。
WEB面接に対する不安
WEB面接の不安として聞かれるのが、「求職者の本質をWEB面接で見抜けるのか」という懸念です。履歴書やエントリーシートよりも求職者のパーソナルな情報を引き出せるのがWEB面接の特徴。設問内容の設定や動画から見える求職者の話し方などから求職者の人となりを、十分に推し量ることができます。
対面による面接では、採用担当者のスキル・経験によって面接通過率が左右され、配属先の上長と意見の相違が生まれることもありますが、WEB面接であれば投稿された動画を、メールで社内共有することで複数人で評価ができるので、現場とのミスマッチを起こすことなく内定につなげることができます。また、こうした選考の早期化によって採用担当者の業務工数が削減され、より生産性の高い働き方にもつながります。
適切に運用するための注意点
現状ではWEB面接に慣れていない求職者が多いことから、動画を投稿しやすい導線づくりが必要になるでしょう。例えば、聞き間違いなどのミスコミュニケーションが発生しないよう、システム上で最終チェックを促すといった、ストレスなく利用できる環境がなければWEB面接を導入する意味がありません。
画像や動画の流出といった情報漏洩のリスクに関しては、フリーソフトではなく専用ツールを使用することで、セキュリティの安全を確保できます。フリーソフトより導入コストはかかりますが、採用ターゲットの確保とセキュリティの安全面から考えれば、専用ツールを選択することでリスクを減らし、多くのメリットを得ることができるでしょう。
主なWEB面接の専用ツール紹介
採用DXービスharutaka(ハルタカ)
使いやすさ重視でWEB面接を導入するなら、顧客満足度No1のharutaka(ハルタカ)です。Webアプリをダウンロードする必要がないため、応募者の負担を軽減することで母集団形成を容易に実現できます。
録画動画・ライブどちらにも対応できるうえ、候補者管理機能も備えています。なにより、既存の採用管理システム(ATS)と連携できることは、複雑化したシステムを扱う採用担当者にとって大きなメリット。障壁を感じることなく導入に踏み切ることができるでしょう。
HireVue(ハイアービュー)
デジタル動画面接・AIによる面接選考支援・ゲームベースの能力検査機能を備えたクラウド型デジタル面接プラットフォームです。
また動画面接だけでなく、プログラミングコードテストや面接スケジューリング、AIによる面接選考支援等のオプション機能を持っているので、より公平な選考活動の実現が可能となるでしょう。
インタビューメーカー
採用に特化したクラウド型WEB面接システムです。採用管理やデータ分析といった多くの機能をクラウド上で実現。
専用のエントリーシートや履歴書などの作成や閲覧、出力ができることに加えて、クラウドに蓄積されたデータを活用し採用管理の効率化や、採用活動のデータ分析・レポート作成にも対応しています。データ重視の合理的な採用活動を展開する企業に向いています。
BioGraph(バイオグラフ)
面接前の通知や面接結果の管理といった、スケジュール管理機能を備えています。特徴としては、安全面を重視した動作前の検証機能があること。
トラブル回避に有効な機能であることから、リスクヘッジを重視した運用を実現したい企業に合うツールとなるでしょう。また、応募者側のメリットとしては、アカウント作成の工数を省くことができるため、スピーディーに応募が可能。母集団形成も期待できます。
FaceHub(フェイスハブ)
ソフトのインストールやアカウント作成を必要せず、多彩なオプション機能と用途に合わせて最適なプランを選択できる「使いやすさ」と「多様性」を兼ね備えたWeb面接システムです。
ビデオ面接中にチャットやファイル送信がシステム上で行えるため、リアルタイムでのスピーディーな選考が可能です。ダッシュボードによる管理機能が標準搭載されるほか、さまざまなオプションを選択できます。
V-CUBEミーティング
これまでWEB会議やテレビ会議で多くの導入実績を持つV-CUBEの技術を応用したWEB
面接システムです。特に、専用URLと暗証番号によって担保されるセキュリティに関しては、これまでの技術が活かされています。
専用の管理画面からWEB面接の予約が簡単に行えるため、利用しやすいシステムとしての有効性は高いです。また、録画機能もあるため後日の選考に活用することも可能です。
まとめ:WEB面接を導入する際のアドバイス
まずは自社の採用課題を明確化し既存の採用管理システムと合わせて、WEB面接をどう活用していくのかを、WEB面接を手掛ける各社に相談することからはじめるのがいいでしょう。この時、気をつけることは応募者負担の少ないツールを選択することです。企業と求職者の双方にとって、ストレスのない採用活動をWEB面接で実現しましょう。