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中途採用面接に臨む”面接官の心得”とは?ポイントを解説!

「中途採用の面接をしているけれど、上手く魅力づけするにはどんな態度で接したらいいのだろうか」
「中途採用者への質問が難しい。自分のいる会社よりも大企業だし、こんな質問をしたらレベルが低いと思われそうでなかなか質問できない」

採用は候補者側も面接官もお互いの最適なマッチングを図る特殊な環境であるため、そこで行われるコミュニケーションも非常に難しいといえます。候補者を見極めつつ、自社の会社の魅力付けも両立を目指さなければなりません。

今回は、そんな中途採用面接に臨む面接官の基本的な心得を紹介し、具体の対策方法も紹介いたします。中途採用における面接のやり方で悩んでいる方は、是非ご一読ください。

中途採用の面接では何をすべき?

面接で行うべきことは大きく2つあります。そして、面接官はこれらを実行するためのファシリテーターとしての役割が求められます。

1.信頼の構築
候補者の本音の情報を引き出すためには、候補者との信頼構築が欠かせません。候補者への理解者であることを伝え、本音で話せる関係性を作るのがこのフェーズになります。アイスブレイクの実施や、会社や面接官自身の自己開示が効果的なポイントです。面接は試験ではなく、あくまで最適なマッチングのための相互理解の場のつもりで臨みましょう。

2.評価のための情報収集
信頼できる情報とは、候補者の本当の姿を把握できる情報であるといえます。「甲子園に出た」、「自身でアプリを作成した」などのエピソードから5W1Hを用いて、「事実」と「背景」をセットで聞き出すことを心がけましょう。これらを通じて内面に隠れた能力や思考、価値観を引き出すことができます。候補者から信頼できる情報を漏れなく集めることで、スキル面のみならず、会社の社風などにも適した人物か判断ができ、双方に納得感のあるマッチングが可能となります。

まずは、この2つのポイントを意識することが中途採用を成功させる秘訣となります。

候補者も会社を見極めている?

併せて意識したいのは、面接の場を通じて候補者も会社のことを自身のキャリアプランと適した環境か見極めていることです。就業の条件や環境は当然のことながら、面接官を通じて会社の社風などを把握しています。面接後の辞退の原因として、面接官の行動や態度の悪さをあげた挙げた候補者は約20%も存在しています。採用の競争が激化している昨今で、本来マッチングできる可能性があった候補者の辞退を招くのはできるだけ避けましょう。

出典)en人事のミカタ 希少な応募者を逃さず!選考・内定辞退を減らす!すぐ真似できる16の手法も紹介!辞退の心理 

下記、資料でも面接内の”やらかし”コミュニケーションをおまとめしております。
ぜひご一読ください。

応募者だけが知っている 「やらかし面接官」レシピ集

事前に面接内容を見立てましょう。

それでは、上記のような面接を実践するために何をすればいいのでしょうか?

残念ながら、面接は人と人とのコミュニケーションの場であるため、普遍的な型は存在しません。会社や候補者、面接官の状況次第で最適なコミュニケーションの形は異なります。
実際に弊社の最新の調査では、形式的な面接を行う面接官と候補者に寄り添ったコミュニケーションをとる面接官では、その後の辞退率に影響を与えることが判明してきました。

こうした状況で特にオススメの対策が事前に面接の内容を見立てることです。候補者が今までどのような情報を選考で提供してきたのか?会社のどこに興味や関心があるのかをできるだけ解像度を高く持った状態で、どのようなコミュニケーションを行っていくのか事前に準備できると最良と言えるでしょう。

そのため、今までの評価や提出物といった情報や、面接内でどんな会話をしたのかを含めて引き継ぎをしてもらい、少しでも目を通しておくのがオススメです。

AIが変える面接内のコミュニケーション

しかしながら、職務経歴書などの書類や評価の共有はできても、面接内のコミュニケーションを引き継ぐことは困難です。30分~1時間で絶え間なく会話が行われる面接は膨大な情報量を抱えており、また印象や雰囲気などの非言語的な情報の引き継ぎも人の手で行うのは現実的ではありません。

ただし、AIの進歩がそうした現実を変えようとしてます。

AIは映像解析を得意とし、映像データから会話内容の文字起こしや表情の数値化まで瞬時に行うことができるようになりました。こうした、技術的な進歩と面接のオンライン化による映像データの蓄積は、今まで不可能だと思われた面接内の多様な情報の効率的な引き継ぎを実現します。

採用DXサービスharutakaのインタビューアセスメント機能では会話の文字起こしから、頻出単語の表示や、その単語が使われている場面へのスキップなど、面接のブラックボックスを解消し、見える化を促進する機能を多数有しております。面接の引き継ぎ工数の大幅削減やデータを活用したモデルケースとなる面接官の発見も可能な新たなソリューションとなるのでご興味のある方はぜひ資料のご請求をお願いいたします。

インタビューアセスメント

まとめ

中途採用の面接官の心構えをご紹介してきましたが、実際にそれを行うためには時間など制約が大きいのが実情です。しかしながら、採用競争が激化するほど、より最適なコミュニケーションが求められる必要性が出てきます。

まずは、候補者と企業がそれぞれ納得感を持てる採用を目指す上で、どこに課題があるのか意識することから始めましょう。

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