採用面接で応募者を見極めるには?5つのポイントを紹介!
「採用面接で応募者を見極めたいと思っているけれど、なかなかうまくいかない」
「採用した人が2年くらいで辞めてしまっている。いったい何が悪かったのだろうか」
採用面接で応募者を見極めようと面接をしているのに、なかなかうまくいかないということで悩んでいる採用担当者の方は非常に多いです。採用面接で応募者を見極めるポイントは、5つあります。この文章を読めば、採用面接で応募者を見極めるポイントを理解することができ、求職者の本音を知ることができます。採用した人がなかなか活躍しないと嘆いている採用担当者の方は、ぜひ最後まで読んでくださいね!
目次
採用面接で応募者を見極めるためには、前段階での情報発信が必要!
企業ホームページや就活サイトなどで採用メッセージを掲載するようにしておきましょう。
インターネットが難しい場合には、大学の就職課や転職エージェントなどに応募者が来たら配布して欲しいと紙で渡しておく方法もあります。情報をインターネットや紙媒体などで配布することで、求職者がより本気で志望動機などを考えやすくなります。現在はインターネットエントリーが主流となっているので、企業の自社ホームページや就活サイトなどで、出来る限り企業側から採用メッセージを発信するようにしておくことがおすすめです。就職活動の前段階で企業の情報が少なすぎると、応募者も会社のことを調べることが難しく、応募しにくくなるためです。また、本気度を見分けるためにホームページでの採用ページをしっかりとチェックしてきていれば答えられるような質問を面接時にすることが可能となります。必ず求職者が調べられる方法で、情報を発信しておくようにしましょう。
次は、応募者を見極める上で大切な面接官が意識しておくべきことについて解説します。
採用は面接官と応募者が対等の立場であることを認識する
採用する際に応募者を見極めることはとても大切なことですが、見極めるという意識を持つ前に、応募者と面接官はあくまでも対等の立場であることを忘れないようにしてください。特に見極めるという意識になると、上から目線の質問をしてしまったり、応募者の立場を尊重することを忘れてしまうこともあり得ます。応募者も会社を選ぶ権利があり、面接官も応募者を選ぶ権利があるため、試すような質問をするのではなく応募者の価値観や考え方、仕事に対するスタンスを引き出すような質問を心がけるようにしてください。
次は、求職者を見極めるための5つのポイントについて解説します。
求職者を見極めるための5つのポイント
応募者の本気度が高ければ高いほど、モチベーションが高く、入社後の活躍に期待することができます。
本気度を確かめる方法として、以下の5つのポイントがあります。
・志望動機を入念に聞く
・これまでしてきた仕事の中で、どんなときに一番やりがいを感じたのかを聞く
・企業の採用ホームページを見てきているか質問する
・企業の理念に共感しているかを聞く
・仕事と家庭どちらが大切かを質問する
それぞれについて解説します。
(1)志望動機を入念に聞く
中途採用者にはあまり志望動機をしつこく聞かないという企業もありますが、出来れば志望動機をしっかりと聞くようにしましょう。中途採用者で職種の経験者であっても志望動機は意外と大切です。職種の経験が長くなるほど、会社の事業内容などよりも給与やどんなポジションを転職後に得られるのかの方を重視する傾向にあります。その結果、会社には大して理解はないけれど、とりあえず入社するという方が増える傾向にあります。早期離職にもつながっていきますので、「なぜうちの会社に入りたいのか」はしっかりとチェックするようにしてください。
(2)これまでしてきた仕事の中で、どんなときに一番やりがいを感じたのかを聞く
中途採用者の場合、求職者がこれまで経験してきた仕事の中で、どんなときに一番やりがいを感じたのかを面接で質問するようにしてください。新卒の場合は、学生時代の生活の中で最も充実していたのはどんなときかを聞くと良いです。求職者が最もやる気の出るような仕事は何かを確認しておけば入社後にミスマッチが起きず、活躍してくれる可能性が高くなるためです。仮に部署をまとめて動かす経験にやりがいを持っている求職者が、個人プレー主体の職場に来ても居づらくなって仕事が辛くなる可能性もあり得ます。どんなときにやりがいや充実感を感じるのかは必ず確認するようにしましょう。
(3)企業の採用ホームページを見てきているか質問する
企業の採用ホームページがある場合には、求職者が見ているか確認するようにしましょう。それらを見て感じたことなどを率直に聞いてみると良いです。求職者にとって興味が強ければ強いほど、採用ホームページを事前に確認してくれます。また、質問などもサイトを先に見てから面接に来てくれているので、より細かく鋭いものが多くなります。企業の採用ホームページを見てきているかどうかをしっかりと確認するようにしてください。
(4)企業の理念に共感しているかを聞く
企業が企業理念などを発信している場合には、企業理念に共感出来ているかを確認するようにしてください。細かいことかも知れませんが、企業理念に共感できない会社に入社しても、ミスマッチを起こす可能性が高くなります。企業理念や会社の文化などに合わない人は離職してしまうことが多いのです。企業理念に共感できるかどうかを面接の場で確認するようにしてみてください。
(5)仕事と家庭どちらが大切かを質問する
特に家庭を持っている求職者に対して、仕事に対する価値観を聞く意味で、「仕事と家庭どちらを大切にするタイプですか」と質問する企業もあります。少し古い価値観の質問ですが、仕事場がハードな環境の企業もまだまだたくさんあります。全くカルチャーが合わないとそれだけで会社に居づらくなってしまいます。簡単に言えば仕事第一主義の職場に、ワークライフバランスを求める人が入社しても仕事に打ち込むことは難しいといえます。
仕事と家庭のどちらを優先して仕事をしていきたいのかという質問で、家庭を大切にするといったから落とすのではなく、会社のカルチャーに合っているかどうかを確認するために質問するようにしてください。
まとめ
応募者を見極めるための土台作りのために、採用ホームページや紙媒体の配布などで、企業の採用メッセージを求職者が事前に知ることができるようにしてみましょう。応募者を見極めるという意識が強くなりすぎると、応募者の気持ちを考えずに質問をすることになる可能性もあるため、応募者と面接官は対等の立場であるということを忘れないようにしましょう。求職者を見極めるために、求職者の本気度を確かめられるような質問をするようにしましょう。特に中途採用者に対して志望動機を深く聞かないという企業もありますが、出来るだけ企業を選んだ理由を深く聞くようにしましょう。活躍してくれる人材を採用するためには、なぜこの会社で働きたいのかをしっかりと確認するようにしてください。