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採用面接の評価基準や評価項目は?面接官がみるべきポイント6選!

「採用面接をしているけれど、どこを見ればいいのか分からない」
「採用面接の評価基準はどのようなものにすればいいのか迷ってしまう」
採用面接を行うにあたっては、評価基準などで迷いが出ることも多々ありますよね。
自分は良いと思っていても、他の面接参加者からは違う意見が出たり、悩むこともあります。採用面接には最低限の評価基準と評価項目を設定し、それをベースにすることで客観的な判断基準を持つことができます。この文章を読めば、採用面接の評価基準と評価項目を理解することができ、ポイントを押さえた面接をすることができます。採用面接の評価基準や、面接時に見るべきポイントで悩んでいる方は、最後まで読んでいってくださいね!

面接官が複数名いる場合、評価基準と評価項目の統一が必要となる

面接官が複数いる場合に、面接の評価基準や評価項目を統一する必要性があります。具体的には面接官Aが論理性を重んじているのに対して、面接官Bがほとんど表情や言葉の使い方や伝え方など、面接の場での雰囲気を重視して採用しているとします。どちらも満たしていれば良いですが、どちらかしか満たしていない応募者が来た場合、採用するのかどうかで迷いが出てしまいます。採用の決断に少しでも迷いが出ているということは、評価基準があいまいになっている可能性があります。少しでも評価軸にブレがある場合には、評価軸を統一するようにしましょう。

熱意と経験のどちらを取るのかは最重要事項

実際の採用現場にいると、経験者を採用したいと考えているのに、20代でまだそれほど経験のない人材を採用してしまうとうことがあり得ます。熱意のある人材が良いのか、経験豊富で年齢は30歳を超えてもいいのかなど、事前に経営者などと相談して採用したい人材像をしっかりと定義するようにしましょう。採用したい人材像がブレると結局、面接で雰囲気が良かったからというだけで採用してしまうことになりがちです。

面接官の評価基準と評価項目に入れておきたいこと

面接官の評価基準と評価項目に入れておきたいこととして、基本的な項目を統一しておくようにしましょう。
就職希望者の外観項目として以下のような項目を設定して五段階評価しておくなどです。

・表情は明るいか
・服装・頭髪は清潔感があるかどうか
・面接時のマナーを守れているかどうか

それぞれについて解説します。

(1)表情は明るいかどうか

面接時に表情が明るいかどうかを確認するようにしておきましょう。
面接時に暗い表情で面接に来る方もごくまれにいらっしゃいます。面接の段階で表情が暗い、ということは、大事な場面でも緊張すると暗い表情をしてしまう方の可能性があります。出来る限り、面接時は明るい表情でそつなく受け答えが出来る方を高評価するようにしたほうがよいといえます。

(2)服装・頭髪は清潔感があるかどうか

服装と頭髪に清潔感があるかどうかは必ずチェックするようにしましょう。
特にお客様の前に出る営業職や販売職といった直接部門の社員を採用する場合には重要な評価項目となります。髪の毛もボサボサに伸びてしまっていてスーツにもシワがよってしまっているという方は、服装に無頓着な方である可能性も高くなります。出来る限り、服装や頭髪に気を使える方を高評価とすると方がよいといえます。

(3)面接時のマナーを守れているかどうか

ドアのノックを3回しっかりとしているかどうか、着席などの基本的な就活マナーを守れているかどうかをチェックするようにしましょう。新卒の学生を採用する場合は、しっかりと出来ている方が多いですが、中途採用の面接になると忘れてしまっていて、基本マナーを忘れてしまっている方もいます。できるだけマナーを守って面接選考に参加する意思のある方を高評価にすると良いといえます。

面接時の受け答えから評価項目を設定する

外観項目での評価基準が決まったら、面接時の受け答えを基に、評価項目を設定してみましょう。
面接時の受け答えに基づく評価項目としては、以下のような評価項目を設けておくとスムーズです。

・コミュニケーションはとれているか(質問に対して正確な答えが返ってきているか)
・会社について調べてきているか、業務についての理解度は高いのかどうか
・志望度が高いのかどうか

(1)コミュニケーションはとれているか

面接は言葉のキャッチボールなので、面接官の質問に対して質問者がしっかりと受け答えができるのかどうかは大切な評価基準となります。特に気をつけたいのが、的を射た答えが返ってこない求職者の方です。自己紹介を簡単にしてくださいと言っているのに、自己PRを延々としてしまったり、聞いてもいないことを延々と話す方には注意するようにしてください。入社後も話を聞かずに勝手に仕事を進める傾向にあります。聞いた質問に対して正確に答えを返してくれる人を高評価するようにしましょう。

(2)会社について調べてきているか、業務についての理解度は高いのかどうか

会社について調べてきているかどうかと、業務についての理解度は高いのかどうかをしっかりと確認するようにしましょう。業務への理解度については、職種の経験者であれば深く問う必要はないケースもあります。しかし、会社について調べてきているかどうかは必ず聞くようにしましょう。どのようなビジネスモデルで、取引先はどういった企業が多いか、どのような考え方で会社を運営しているかなどについても調べてきていてもらえると採用する側としても安心して採用できます。また、本気度が高い場合には会社の事業内容について深く調べてくる就職希望者の方が多いので、評価項目の一つに入れておいて損はないといえます。

(3)志望度が高いのかどうか

志望度が高いのかどうかを確認するようにしておきましょう。単純に「当社は第一志望でしょうか」と聞くだけでも問題ありませんが、志望動機をしっかりと聞くことで、本気度の高さを判定することができます。就職希望者が会社のことをよく調べた上で、本人がやりたい仕事のビジョンなどと一致している場合は、志望動機だけでも本気度を推し量ることができます。

まとめ

採用面接の評価基準を会社内で統一しておく必要性があります。面接官によって評価項目が違うと、なぜ採用するのかの根拠が曖昧となります。なんとなく雰囲気で採用するのではなく、できるだけ基準を設けて採用を行う方がよいといえます。
特に、熱意を優先するのか、経験を優先するのかをはっきりさせておくことは大切です。応募者の外見的な評価として、清潔感やマナーなどの基本ができているかどうかの判定を行うようにしましょう。面接時の受け答えの評価基準として、面接時に言葉のキャッチボールが出来ているかどうかを確認するようにしましょう。また志望度の高さなどを判断するために、志望動機がよく考えられているかどうかはチェックするようにしましょう。志望動機が理路整然と述べられるということは、それだけ会社のことをよく調べて、入社意欲が高いということでもあります。面接官ごとに評価が違うという状況を抜け出し、統一した評価基準を持つことで、採用をスムーズにし、より自社にマッチした人材を採用できるようにしましょう。

 

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