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新卒採用の面接で必ず聞きたい6つの質問

「新卒採用の面接をしているけれど、最低限押さえておくべきポイントとはどんなポイントなのだろうか」
「新卒採用の面接でチェックするべきポイントがまるでわからない。いったいどうしたらいいんだろうか」
新卒採用の面接で押さえておくべきポイントは人柄を重点的に理解できるような質問をすることです。新卒採用者は中途採用者とは異なり、これまでの職務経歴などが存在しないため、人柄を知り、会社に入ってからの将来の活躍をイメージできる人材を採用するほうが、結果的には良い人材を採用できる可能性が高くなります。
この文章を読めば、新卒採用の面接でチェックするべきポイントが理解でき、新卒採用面接において採用する学生の本質をしることができます。新卒採用をしているけれど、なかなか良い質問をすることができないと悩んでいる人事の方は、是非最後まで読んでくださいね。

質問には必ず意図が存在する必要性がある

面接において一番、失敗する可能性が高いのは質問する意図を面接官自身が把握できていないケースです。例えば、なんとなく長所短所を、前任者から引き継いだ面接事項シートなどに記載されているからと漫然と質問していると、なぜその質問をしたのかがわからないまま面接をしているということになります。
質問をするときは、必ず知りたいことを頭の中に入れた上で、質問をする必要性があります。会話のキャッチボールを成立させるためには、質問者自体が意図を理解して質問をする必要性があります。特に、いきなり人事部に配属されて「とりあえず新卒採用面接を任せるからやってみて」と言われた場合、これまでの面接での質問を網羅しておき、質問意図を先輩に聞いて裏付けをとるようにしてください。

アイスブレイクは意図がなくても良いが、必ずタイミングを読んで質問に入る

面接に来てくれた新卒が緊張している場合、アイスブレイクとして雑談をすることがありますが、どのタイミングで質問に入るか、タイミングを計る必要があります。どこかでアイスブレイクを終わりにして面接に入る必要があるため、「では、これから質問に入ります。答えにくい質問があれば答えなくても問題ありませんので、お伝えくださいね」という風に、質問に入るタイミングを計るようにしてから面接に入るようにして下さい。

新卒採用の面接でチェックするべきポイント3つ

新卒採用の面接でチェックするべきポイントとしては、以下の3つがあります。

・会社の経営方針などを理解しているか
・志望度は高いのか
・自分自身の特性を理解しているのか

それぞれについて解説します。

(1)会社の経営方針などを理解しているか

会社の経営方針などを理解しているかどうかなども、非常に重要です。
特に新卒はまだ社会人経験がないため、会社の経営方針などを理解して面接に来ているかをしっかりと確かめる必要があります。
会社の理念に共感できない新卒を採用しても、ミスマッチ離職をする可能性が高くなります。

(2)志望度は高いのか

志望度が高いのかどうかをしっかりと面接選考で確かめる必要性があります。
なぜたくさんある会社の中から、選んで面接選考に来てくれたのかをしっかりと確認しましょう。
企業の採用メッセージなどを読み、事業内容などに興味がある場合、志望度が高いと判断することができます。

(3)自分自身の特性(性格)を理解しているのか

新卒は職歴がない分、特性(性格)について理解していないと仕事上、苦労することが多くなります。
自己分析をしっかりと行っているかの確認も含めて、長所や短所の把握や、決断を迫られた場合にどのような行動をするのかについて質問をすると良いです。

必ず聞きたい質問6選

新卒採用の面接において必ず聞いておきたい質問を6つ紹介させていただきます。


・自己紹介をしてください
・自己PRをしてください
・志望動機を教えて下さい
・10年後になりたい自分を教えてください
・長所と短所を教えてください
・重要な決断はどのように行いますか

それぞれについて解説します。

(1)自己紹介をしてください

自己紹介をしてもらうことで、人柄を知ることができます。
どのような人物で、これまでどんな学生生活を過ごしてきたかなどを聞くことで、人柄を知ることができます。

(2)自己PRをしてください

自己PRを確認することで、自己分析がしっかりできているかどうかを判断することができます。
自己PRを単なる自分の売り込みとするのではなく、会社を調べた上で自分自身の強みを理解できていると、面接官にとっても内定を出しやすい自己PRとなっていることが多いです。どれだけ会社を調べてきているか、自己分析が出来ているかを確認するために必要な質問です。

(3)志望動機を教えてください

志望動機が明確で、面接官にとって納得性が高いものになっている場合、自己分析をしっかりと行ってきていることが分かります。自己分析がしっかりできていると、なぜ企業を志望しているのかも明確なので、採用後にも不安がありません。
また、なぜうちの会社を選んだのかという部分もハッキリするため、志望動機は聞いておくようにしましょう。

(4)10年後のなりたい自分を教えてください

10年後に会社に入社したあと、どのようになっていたいかを確認するようにしてください。
せっかく苦労して入社した会社を、短い期間で退職する若者が増えています。10年後になりたい姿を描いているかどうかで、企業に入社してからどのように活躍したいのか、どのレベルまで仕事について真剣に考えているのかを聞くようにしましょう。
また、10年後のなりたい自分を聞いた後に、「当社ではキャリアプランとして、このようなキャリアプランを用意しています」と説明すると相手のモチベーションを高めることにもつながっていきます。

(5)長所と短所について教えてください

長所と短所を聞くとしっかりと自己分析をしてきたかどうかがよく分かります。
長所と短所をしっかりと答えることが出来ないと、入社後に仕事をするときも自分自身の性格を理解できていないので、うまく仕事を進めることが出来ないという事態にも陥ります。長所と短所で納得のある回答ができる新卒は、しっかりと自己分析をしてくる傾向にあります。

(6)重要な決断はどのように行いますか

仕事をしていると毎日、決断の連続となります。
質問で「重要な決断をするのはどんなときか」と聞いておくことで、仕事上の判断能力などを推測することができます。

まとめ

新卒採用の面接は中途採用者と比較すると、職歴がないため人柄で判断することが大切です。面接官自身が質問する意図を理解しておく必要性があること、アイスブレイクから質問に入る際には告知することが大切です。また、志望度の高さや、会社方針の理解、自分自身の特性を理解しているかをしっかりと確認するようにしましょう。
質問としては、特に志望動機の確認、自己紹介、自己分析などをしっかりと確認するような質問をするようにしましょう。自己分析をしっかりとしてきているかどうかを重点的に確認することで、早期離職などを防ぐことができます。ポイントを押さえて、良い質問をできるようにしましょう。

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