【人材派遣・紹介の企業様必見】登録者の決定率を向上するために重要な要素とは?
人材派遣・紹介企業などの人材サービス業界は市場規模が拡大している一方、売り手市場が続き、各社求職者の集客により一層力を入れている状況となっています。
しかし、せっかく応募を獲得したとしても最終的な入社決定にいたらなければ、会社の利益にはつながりません。
会社の事業成長のためには、求職者の集客だけでなく最終的な入社決定率を向上することが重要となります。
今回は人材派遣・紹介企業などの人材サービス業界における、市場環境の整理と決定率を向上するために重要な要素をご紹介いたします。
下記に当てはまる方におすすめの記事です。
・人材派遣・紹介業にて、「求職者の入社決定率向上」をミッションとされている方
・キャリアアドバイザーの教育/研修担当の方
・キャリアドバイザーのマネージャーを務めている方
目次
人材派遣・紹介企業の今
売り手市場・集客コストの増加
コロナ禍でオンライン面談が普及し、居住地に関係なく選考を受けることができるなどの理由で、求職者の選択肢は広がりました。
一方、売り手市場の中で、求職者の獲得に苦戦している企業も少なくない状況です。
※参考:doda 転職求人倍率レポート(2023年1月)
実際に、お客様からも「数年前と比較し、採用コストが倍になっている」と耳にすることが多くなりました。さらに日本全体では、今後少子化により、さらに人手不足が加速するため、より一層求職者の獲得が難しい状況が深刻化していくことが予想されます。
※参考:パーソル総合研究所 労働市場の未来推計 2030
入社につなげる施策の実施が必須
リソースを割いて求職者を集めたとしたとしても、最終的に入社決定にいたらなければ、会社の利益にはつながりません。売り手市場であることに加え、人材派遣・紹介企業各社が類似の条件の求人を持ち、競争が激化している状況で重要になるのは、【応募後に、いかに入社までつなげるか】であると考えます。
登録者の決定率を向上するために重要なこと
キャリアアドバイザーの “面談スキル”が決定率向上の鍵
「求職者に聞いた派遣会社選び」のアンケートの結果では、求職者が派遣企業を選ぶ際には「希望求人の仕事情報を保有しているか」「フォローがきちんとしているか」を重視していることが明らかになりました。
参考:エン・ジャパン 1600人に聞く「派遣会社選び」調査ー『エン派遣』ユーザーアンケートー
求職者の当初の希望を全て叶える求人があれば問題ありませんが、ほとんどの場合希望通りには進みません。求職者と優先事項をすり合わせ、納得度の高いマッチングを実現させる必要があります。
そのため、キャリアアドバイザーには、「求職者のニーズを引き出す」「条件をすりあわせる」「条件に合う求人を選び、魅力的に伝える」という多様な面談スキルが求められます。
実際に就業先を決定するためには、「条件」「仕事内容」など求人そのものの魅力ももちろん重要です。しかし、前述の通り、各社が類似の条件の求人を取り扱う中、自社でコントロール出来る要素として、キャリアアドバイザー個人の面談スキル向上が極めて重要になります。
キャリアアドバイザーの面談スキルの現状
一般的に派遣企業・エージェントにおける個々人の面談スキルは、個人の経験や能力に依存するところが多く、属人化する傾向にあります。その原因としては、スキルを測る指標や明確な基準がないことがあげられます。
研修やロープレなどキャリアアドバイザーの面談スキル向上の手段はあるものの、面談スキルを測る指標がないために、画一的なノウハウ共有や先輩社員の経験・主観によるフィードバックとなりがちで、個人間の面談スキルに差が出てしまいます。
その結果、多くの企業では下記のような問題が発生しています。
・キャリアアドバイザーによる入社決定率のばらつき
・キャリアアドバイザーによる申し送りコメントの量・質のばらつき
→キャリアアドバイザー⇔営業担当間での不要な確認作業や求職者への再確認などが発生
キャリアアドバイザーの面談スキル向上のための3STEP
キャリアアドバイザーの面談スキルを向上させるための3つの流れが下記となります。
1.現状の可視化
キャリアアドバイザーのスキル向上には、現状を把握するために、ブラックボックス化している面談内容を可視化することが重要です。可視化の手法としては、先輩社員による面談同席や面談録画をすることが挙げられます。
2.フィードバック
面談を可視化した後に、教育担当者や先輩社員から改善点をフィードバックする必要があります。その際、個人の経験や主観によるアドバイスではなく、現状を定量的に可視化したうえで、個々人の特徴を捉えたアドバイスのほうが納得度と実践しやすさがあり、より効果的です。
3.改善
フィードバックを通して学んだこと、振り返ったことを、キャリアアドバイザーが各々の面談で実践し、現状を自律的に改善します。
面談を行って終わり、になることが多いですが、実施後に現状を振り返り、改善する1~3のサイクルを回すことで、継続的な面談スキル向上につながります。
キャリアアドバイザーの面談スキル向上を支援するツール
キャリアアドバイザーの面談スキル向上には上記1~3のサイクルが重要であるものの、従来通りの面談同席では、属人的かつ工数の観点で実施が難しいケースも多いのではないでしょうか。
そこで、今まで定性的であった “面談スキル”を、AIで定量評価・分析し、面談スキル向上を支援するソリューションをご紹介します。
キャリアアドバイザーの面談スキルを可視化するharutaka IA
『harutaka IA』(インタビューアセスメント)は面談の動画データをAIが解析し、コミュニケーションの「品質」を定量的に可視化します。ほぼリアルタイムで解析データに基づいたアドバイスを行うことで、キャリアアドバイザーの面談スキル向上をサポートするツールです。
面談同席との最大の違いは、面談を1件ずつ見ていただく必要はない点です。横断的にデータを見ながら推奨値・警戒値が出ている面談を重点的に確認することで、深堀りすべきキャリアアドバイザーを特定し、改善・育成につなげていただくことが可能です。
ご導入企業様では「決定率が高い担当者と低い担当者の差」を定量指標で明らかにし、研修や育成に活かしていただいております。
各キャリアアドバイザーの自律改善をサポート
面談中に「傾聴指数」や「発話比率」、「笑顔度」などがリアルタイムで解析され、面談中のリアルタイムでのAIによるアドバイスによる自律改善が可能です。
また、面談直後に面談内容に関するレポートを提示し、面談担当者へのフィードバックが行われます。これまで気づかなかった指標を数値化することで、面談がより振り返りやすくなります。
面談内容を自動で書き起こし+分類で効率化
面談内容が自動で書き起こし・分類されるため、面談中のメモ作業から解放され、面談に集中できます。
キャリアアドバイザーごとの申し送りメモのばらつきや抜け漏れがなくなり、キャリアアドバイザー⇔営業担当間などのコミュニケーションコストも削減できます。
いかがでしたでしょうか。本記事が皆様の採用活動のお役に立てれば幸いです。
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