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初めてのオンライン面接(ライブ面接)で失敗を防ぐ3つのポイント

従来の対面での面接に加えて、スマホやタブレットで撮影した動画を投稿する録画による面接や、自宅でリアルタイムに行うリモート面接などの「オンライン面接」(ライブ面接)を導入する企業が増えているのを御存じでしょうか?「やったことないし、詳しく知らない」という方に、今回は、オンライン面接(ライブ面接)を行う際の注意点やマナー、成功するポイントについて、わかりやすくまとめました。

オンライン面接(ライブ面接)とは

求職者が応募先の企業へ赴く対面での面接とは異なり、電話・テレビ電話・ビデオ通話を使ったオンライン上で行われる面接のことを言います。パソコンなどのWebカメラを使いリモートで行うライブ式と、あらかじめ企業が用意した設問に答える動画を撮影し、指定されたアプリやWeb上のプラットフォームにアップする動画投稿式の2種類の方法があります。

オンライン面接(ライブ面接)が増えている背景

企業がオンライン面接(ライブ面接)を導入するメリットは、大きく分けて2つあります。

1つは、応募数の増加と優秀な求職者を確保するためです。競合他社との競争から都心部に住む優秀な人材を採用できない企業は、遠方(地方や海外残従者など)に住む求職者からターゲットとなる人材を掘り起こす方向へ採用戦略をシフトしています。しかし、交通費やスケジュール調整の問題から選考途中で辞退する求職者が多いため、オンライン面接(ライブ面接)で時間と距離の問題を解決しようとしています。

もうひとつは、履歴書やエントリーシートよりも求職者のパーソナルな情報を得られることです。特に人物重視の選考を行う企業にとっては、話し方や服装など求職者の人となりを知るうえで、動画は貴重な情報源となるからです。

オンライン面接(ライブ面接)の採用側のメリット

オンライン面接の導入は、採用する企業側にとっても大いにメリットがあります。オンライン面接のメリットを採用側の視点からご紹介します。

採用候補者の間口が広がり、地方の優秀な人材の発掘に繋がる

オンライン面接では、対面面接とは違って応募者が企業の本社などの面接会場に出向く必要がありません。従来の面接では、選考のために何度も来社できない応募者は必然的に応募の対象外となってしまっていました。しかし、オンライン面接を導入することで、面接会場から距離が離れた地域に住む地方在住者や海外在住者にとっても応募しやすい環境になります。都市近郊に限らず優秀な人材の発掘に繋がります。

多くの応募者との面接が可能に

対面での面接では、面接会場として会議室やセミナールームをその都度確保する必要がありました。しかし、オンライン面接では場所を問わず面接を実施することが可能なので、場所確保の手間がなくなるだけでなく、面接官が出張先や支社にいても面接を行うことができます。柔軟な日程調整が可能となり、効率の良い面接実施によりより多くの応募者との面接が実現できます。

選考過程のスピードアップ

従来の面接では、面接会場の準備、日程調整など面接の準備に時間がかかっていました。しかし、オンライン面接を導入することで準備にかかる時間を大幅にカットすることができます。応募から面接までの時間が短縮されることで、選考過程の全体的なスピードアップや、優秀な人材への早期アプローチが可能になります。

面接の精度を上げ、ミスマッチを減らす

オンライン面接では応募者が企業に出向く必要がないため、応募者の負担を大幅に減らすことができます。本面接の前に簡単なヒアリングを設けることで、本面接に進む前に会社に対するミスマッチを解消することもできます。面接を複数回に分けて行うことで、より精度の高い応募者を選考することができます。

ノウハウ蓄積による面接の仕組み化や面接官のスキル向上

利用するオンライン面接ツールによっては面接の様子を録画して記録に残すことが可能です。動画を共有することで、社内ノウハウを構築することに活用できます。面接担当者の判断基準を比較することで、面接自体を仕組み化することができます。
また、録画した動画を使って面接官が面接を振り返ることもできます。周囲からの助言を得たり、面接の動画を確認することで質問の仕方を試行錯誤する材料として使ったりしてスキルアップに繋がります。

オンライン面接(ライブ面接)の学生側のメリット

オンライン面接のメリットは企業側だけにあるわけではありません。学生側にとっても大きなメリットがあるので見ていきましょう。

お金を節約できる

従来の面接では応募者は面接のたびに面接会場まで出向く必要がありました。企業の本社が多い都市圏以外の地域に住む学生は特に、面接会場への往復の交通費、会場付近のホテルに泊まる宿泊費がかかり、面接が頻繁になると費用もかさみます。オンライン面接だと、面接でも好きな場所で受けることができ、移動する必要がないため節約にもなります。就職活動中はアルバイトに割ける時間も減ってしまいがちなので、学生にとってはメリットになります。

効率的に時間を使える

オンライン面接で会場に向かう必要がなくなると、移動にかかっていた時間をカットすることができます。パソコンとインターネット環境さえあればいつでもどこでも面接を受けることができるため、従来に比べるとはるかに柔軟にスケジュールを組むことができます。余った時間を他の就活対策の時間に使うことも可能になり、就活生にとっては大きなメリットになります。

慣れた環境でリラックスして面接が受けられる

対面での面接の場合、面接会場となる企業に赴き、待機室で待機、面接室のドアをノックして入室…など企業側に合わせる状況で面接が進んでいきます。その場合、慣れない環境に力んでしまい、自分の普段通りの力を出しきれないということもあります。しかし、オンライン面接なら自宅などの自分の慣れた環境で落ち着いて面接を受けることが可能になります。また、手元に企業についての資料や提出した書類などを用意することもできるので、実力を発揮できる環境を整えておくこともできます。

オンライン面接(ライブ面接)の流れ

オンライン面接はどのような流れで進んでいくのでしょうか。対面の面接とは流れが異なるため、オンライン面接当日の流れを事前に確認しておくと安心です。

1. 事前に企業からツールと当日のURLなどを案内される

企業からメールやマイページを通して、オンライン面接で使うツールや、URLにアクセスする方法、パスワードなどの連絡が来ます。時間になったらURLにアクセスすると面接が始まるというシステムです。

2. 面接開始10分前には余裕を持ってアクセス

通常の面接と同様に、面接開始予定時間の10分前にはURLにアクセスしておきましょう。面接用のツールがインストール・更新されていなかった、うまくアクセスできないといったトラブルにも対応できるよう、余裕を持って準備しておきましょう。

3. 面接官が入室し、面接開始

オンライン面接では、面接官もアクセスし、互いに入室すると面接開始です。対面での面接と違いノック等の入室のステップがないですが、画面に映った瞬間から面接開始だと考え、表情や第一声の声のトーンにまで油断せず気を配りましょう。

面接時間になっても面接官が来ない場合

オンライン面接では、時間通りに指定のURLに入室しても、面接官が来ない、応答がないといった状況も考えられます。面接の緊張と相まって焦りや不安を感じることかと思います。しかし、そんな場合も慌てず落ち着いて対応すれば大丈夫です。
時間になっても面接官が来ない場合は以下の順番で対応するようにしましょう。

1. まずは落ち着いて待つ

開始時間になって面接官がいない場合でも、慌てて連絡を入れるのではなく、しばらくは落ち着いて待ってみましょう。
企業からの連絡が届いていないか、メールとマイページを確認し、連絡が届くことがあればすぐ対応できるように準備しておきましょう。

2. 5分経過しても来ない場合は電話で連絡

開始予定時間から5分経ってもまだ面接官が現れない場合、企業に電話で連絡を入れましょう。メールだと確認が遅れてしまう場合があるので、電話で直接連絡する方がベターです。
担当者の連絡ミスや面接を忘れているという可能性もあります。

3. 電話が繋がらない場合はメールで連絡

企業に電話したが繋がらなかった、企業から電話番号の案内がない、確認できないといった場合はメールを送るようにしましょう。面接担当者が急な案件への対応に追われ、電話に出られない可能性が考えられます。

オンライン面接(ライブ面接)で面接官に見られるポイント

オンライン面接で担当者がみているポイントはどのような部分なのでしょうか。それは「見た目」と「話し方」です。対面での面接の場合、五感を使って相手の印象を判断することができます。しかし、オンラインという環境下では、視覚と聴覚を頼りにするしかありません。そのため、対面面接のとき以上に「見た目」と「話し方」は重要なポイントになると捉えておくとよいでしょう。

オンライン面接で好印象を与える「見た目」とは?

オンライン面接では「見た目」が重視されるといっても、それはもちろんルックスで判断するということではありません。面接に臨む姿勢から、入社への本気度をチェックしているのです。部屋に洗濯物が干しっぱなしだったり、余計なものが映っていたりして油断が見えていないでしょうか。些細なことにも思えますが、面接に臨む姿勢を仕事に臨む姿勢と置き換えて、徹底的にやり抜くプロ意識や熱意を見ているのです。

【チェック項目1】環境は整っているか

背景はカーテンや壁など、生活感のない場所を選びましょう。バーチャル背景を使うというのも1つの手ですが、業界によっては好まれない可能性があります。バーチャル背景は極力避けた方がベターでしょう。家族と一緒に住んでいる人は、家族の協力も必要です。他の人が画面に映り込むことはないか、生活音が入り込まないかといった点は注意が必要です。面接のスケジュールを事前に伝え、面接に集中できる環境を作ることに協力してもらいましょう。

【チェック項目2】カメラの写り方

次は、カメラの写り方を確認しましょう。特に気をつけたいのは「上から目線」になっていないかです。カメラよりも自分の目線が高くなっている場合、上から見下ろしているような印象を相手に与えます。カメラと目線の高さは事前に合わせておきましょう。
また、カメラとの距離も考えましょう。近すぎると圧を感じてしまいます。頭が見切れているのは近づきすぎなので、注意しましょう。胸から頭までが映る画角に調整してください。テレビのアナウンサーがニュースを読むときの画角が参考になります。
照明にも気を配りましょう。照明が暗いと、表情が読めなかったり、受験者の印象まで暗く感じられてしまったりするおそれがあります。顔が明るく映るように、事前に照明の明るさを調節してみてください。

【チェック項目3】表情は明るいか

見た目の中でも、企業がよくみているポイントは「表情」です。対面面接だと、表情のほかに姿勢や歩き方、その人特有の雰囲気なども加味して総合的に印象を判断されます。しかし、画面上で胸から上しか映らないオンライン面接では、表情が印象に与える影響が非常に大きいです。表情が明るいだけで受験者の印象が明るく感じられることも大いにあります。
表情がオンライン面接での印象を決める重要な要因ということはわかりましたが、ではどう実践していけばよいのでしょうか?表情を明るく見せるには「口角」を上げることが近道です。自分が話すときだけでなく、面接官の話を聞く際にも口角を上げることを意識しましょう。慣れていないと疲れてしまうと思いますので、普段から、口角を上げて口周りの筋肉を鍛えておくとよいでしょう。

オンライン面接(ライブ面接)での話し方のポイント

対面面接でも話し方は重要ですが、オンライン面接ではさらに気をつけたいです。特に、端的に話すことを心がけましょう。オンラインでのコミュニケーションでは、対面でのコミュニケーション以上に疲れが溜まります。1日に何人もの学生と面接している面接官は非常に疲れている状態だと考えましょう。そんな中、長々と話す学生は決して好印象には映りません。
それでは、どうすれば端的に、好印象に話せるようになるのか、ポイントを解説します。

【ポイント1】一文は短く

同じ内容を喋っても、一文が長いか短いかで相手への伝わりやすさ、印象は変わります。一文が長いと、話の終わりが見えず面接官が聞き疲れてしまう、結局何が言いたいのか伝わらないといった状況が生まれてしまいます。初対面で面接をする中で、新しい情報をたくさん伝える中、どうやったら相手が理解しやすいかというところまで考えて話すことも求められます。その上で、一文が短いことは相手にストレスをかけないポイントになります。

【ポイント2】短く話すことに慣れる

短く話す練習を取り入れてみましょう。同じ内容のものを10秒、20秒、30秒と話し分けてみましょう。短く話すことで余分な要素が取り除かれ、最も伝えたい内容に洗練されていきます。

【ポイント3】目線はカメラを見る
最後に、特にオンラインならではのポイントが「目線」です。面接官の反応が気になるあまり、画面ばかりに目線がいっていませんか?これには注意が必要です。画面を見ているとき、面接官とは目が合っていない状態です。これが続くと、相手の目を一切見ることなく話していることになります。目を見ずに話すことで、自信がなさそう、信頼できない、何を考えているのかわからないといった印象を与えてしまいます。オンラインにおいて、相手の目を見るということは、「カメラのレンズを見る」ということです。カメラを面接官の目だと捉えて話すように心がけましょう。

オンライン面接(ライブ面接)で気をつけたいルールやマナー

オンライン面接(ライブ面接)といっても、通常の対面による面接と基本的なルールやマナーは変わりません。服装は、リクルートスーツやジャケット+スラックスなど、きちんとした格好で臨むのが良いでしょう。ただし、アパレル業界など採用企業によってはもスーツ以外が好ましい場合もあるので、どちらがいいかについては、企業側の意図を汲み取った上で判断するのが好ましいです。

他にも画面の面接官に向かってきちんと頭を下げて挨拶する、話すときは相手に失礼にならない言葉遣いを意識する、こうした基本的なマナーを守ることを心がけましょう。オンライン面接(ライブ面接)で気をつけたいポイントは、「目線の位置」です。オンライン面接(ライブ面接)は、Webカメラのレンズを通して行うため、ついつい目線を相手の顔が映る画面に合わせてしまいがちです。自分の顔が画面の正面に映る位置にカメラを固定して、話すときの目線は相手の目を見て話すのと同じように、Webカメラのレンズを見て話してください。目線がずれたまま話してしまうと、相手に「面接に集中していない」印象を与えてしまいますので気をつけましょう。

スマホでもオンライン面接(ライブ面接)はできる

総務省の通信利用動向調査(2017年)で、スマホがパソコンや固定電話よりも世帯保有率で上位となったことから、自宅にパソコンのない人でも可能なスマホ対応のオンライン面接(ライブ面接)ツールを導入する企業が増えています。ただし、スマホでオンライン面接(ライブ面接)を行うときは、カメラの位置に気をつけてください。ブレた映像にならないよう、手持ちでの撮影や不安定な場所に立てかけるのは避けましょう。スマホの利点は、目線を合わせやすいことや、全身を映す際に便利なことです。自分が最もきれいに見えるポジションを見つけやすいので、ポジションを決めたあとは、スマホをテープやブックスタンドなどでしっかり固定して、安心して撮影に臨めるようにしましょう。

オンライン面接(ライブ面接)の失敗例

通信環境が不安定に

よくある失敗例の1つがインターネット回線の不調によるトラブル。PCを使って受験するオンライン面接では、Wi-Fi環境が安定していることが必須の条件。しかし、Wi-Fi環境は不安定になることも少なくないです。無事に入室できたからといってまだ安心はしきれません。通信が低速になり、音声が途切れて聞こえづらかったり、映像が乱れて固まってしまうという可能性もあります。
この状況では、トラブルに対応しようにも、コミュニケーションを取ること事態が難しいので時間がかかってしまったり、アプリ内ではコミュニケーションが取れない状況が生じたりします。
通信環境が不安定であることは受験者だけに責任があるというわけではない場合もありますが、万全な準備で臨めていないという印象を抱かれてしまうおそれもあります。
Wi-Fi環境がだめなら4Gに切り替えるという選択肢もありますが、そちらも低速接続になっているという可能性も否めません。
通信環境のトラブルは面接の実施ができないという事態になりかねませんので、事前にWi-Fi環境が安定しているかを把握して、落ち着いて面接を受けられる環境作りをしておくことが大切です。

映像のトラブル

映像の失敗は、機器のトラブルと背景などに映り込む映像の2パターンがあります。
機器のトラブルは、映像が映っていない場合。ただ単にカメラをオンにするのを忘れている場合もありますが、PCがカメラのアクセスを許可しない設定になっている可能性もあります。初めて使うツールの場合は特に、設定方法を事前に確認し、すぐに面接ができる準備をしておくことが大切です。
映り込む映像のトラブルとしては、先ほど面接での見た目でも言及した部分になりますが、カメラの目線の位置や、カメラとの距離、部屋の明るさ、背景に余計なものが映っていないかといったところです。オンライン面接では特に、これらは受験者の印象を大きく左右する要素となるので、失敗のないように写りについても確認をしておくことが重要です。

音声のトラブル

こちらも、機器のトラブルと余計な音声が入ってしまうトラブルの2パターンが考えられます。
機器のトラブルとして、音声が相手に届いていない、相手の音声が聞こえない、音量が小さく聞き取れないといった場合があります。ミュートになっていないか、マイクのアクセスを許可しているかを確認するとともに、PC自体の音量コントロール設定が適切な音量になっていない可能性があります。事前にテストをすることでこうした問題点を事前に見つけ、対応しておくことができます。
余計な音が入ってしまう原因は、家族への面接日時の共有不足によって、家族の生活音や会話の声などが入ってしまうことが考えられます。事前にスケジュールを伝え、音が入らないように配慮してもらうようにしましょう。
また、インターホンが鳴ってしまうというトラブルも考えられます。一人暮らしの場合は代わりに対応してくれる人もおらず、インターホンを鳴らされ続ける可能性もあります。仕方ないことではありますが、面接官としては印象はよくないでしょう。面接中はインターホンの音を消音にしておくとこのような事態を防げるでしょう。

充電が切れてしまう

充電は面接時の命綱のようなもの。他の環境をいくら整えても、充電がなくなってしまったら面接を受けることができません。事前準備がなっていないと判断されてもおかしくありません。事前に十分に充電しておくことに加えて、充電コードを繋いだ状態で面接を受けられると安心です。

通知音が鳴ってしまう

対面面接では、マナーモードにしたり電源を切っておくのはマナーとされています。しかし、オンライン面接では気を抜いて通知音を切っておくことを忘れてしまうことがあります。通知音は相手に聞こえてしまっている可能性が高いので、事前に通知オフにしておく、他の電子機器の電源は切っておくといった対応を取りましょう。

カンペを使っているのがバレバレ

オンライン面接だと、カンニングペーパーが使えると考える人は多いですが、注意が必要です。よほどうまくやらないと、相手にカンペを見ていることがバレてしまう可能性が高いです。面接では相手の目(=オンライン面接ではカメラ)を見てコミュニケーションを取るのが基本。しかし、カンペを確認するとなると、目線は下に落ちてしまいます。目が全く合わないのも印象がよくありませんし、目線がチラチラ動くのはもっと不自然です。カンペを用意する場合は、カンペを貼る場所には細心の注意を払いましょう。

オンライン面接(ライブ面接)の準備や対策

オンライン面接(ライブ面接)の準備について、特に難しいものはありませんが安心して面接に臨むためにも以下の項目は最低限確認しておきましょう。

(1)オンライン面接(ライブ面接)のツールをチェック

各企業は、それぞれの採用戦略に合わせたオンライン面接(ライブ面接)ツールを選択しています。専用アプリであればダウンロードが必要ですし、アカウント取得が必須のツールもあります。当日に慌てて設定する事態を防ぐためにも、応募先企業のツールは最初に確認しましょう。

(2)オンライン面接(ライブ面接)に適した場所を選ぶ

オンライン面接(ライブ面接)を行う場所は、求職者が自分で選択します。選ぶときに気をつけるポイントは「ネットワーク環境」と「周囲の雑音」です。特にライブ式の面接では、途中で切断するといったトラブルを避けるためにも、ネットワークが安定した環境で行ってください。また、面接中に周囲の会話や物音のせいで、互いの声が聞き取り辛くならないよう静かな個室で撮影しましょう。

(3)画面に映る範囲は事前に整理整頓

Webカメラのフレーム内に映り込む背景に注意してください。特に、自宅で撮影する場合、ポスターやカレンダーなど余計なものに面接官の目がいかないように、撮影する前に自分以外に映り込むものがないか確認しましょう。

オンライン面接(ライブ面接)を成功させるポイント

ここでは、オンライン面接(ライブ面接)を成功させるポイントについて解説します。はじめてオンライン面接(ライブ面接)をする方は、下記を参考にしてみてください。

(1)パソコンの場合、ネット回線はケーブルを使う

安定したネットワーク環境で面接を行うために、Wi-Fiではなくできればケーブルをつなげた状態のパソコンでオンライン面接(ライブ面接)を行いましょう。それでも万が一、通信トラブルが起こった場合に備えて、スマホのWi-Fiスポットなど、バックアップ用の回線や緊急時の通信手段を用意しておくと万全です。

(2)照明はできるだけ明るくする

自分の目で見ている周囲の明るさと、カメラに映る状態が同じ明るさとは限りません。照明はできるだけ明るい状態をつくって、表情が明るく見えるように位置を調整しましょう。細かい調整が難しい方は、正面やや斜めから当ててみてください。また、白いハンカチを敷いて下から光を反射させると明るさがより際立ちます。

(3)カメラから見えない位置にメモを貼る

カメラに映らない場所は、面接官から見えることはありません。裏を返せば、見えない位置であれば質問に対する答えなどのメモがあっても、相手にばれることはないということ。ただし、ポイントは目線がカメラから外れない位置に貼ること。明らかにメモを見ていると相手にはわかってしまいますので、メモを貼る位置も事前に確認しておきましょう。

まとめ:オンライン面接(ライブ面接)のススメ

オンライン面接(ライブ面接)は、求職者にとっても「時間や場所を問わない」「お金がかからない」など、メリットがたくさんある面接ツールです。上手く活用することで、以前より多くの企業にエントリーすることもできます。最後に、オンライン面接(ライブ面接)を行う場所は、できたら自宅をお勧めします。実家に住んでいる方は、ご家族に協力をお願いしてリラックスした状態で面接に臨んでください。

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