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”内定辞退”を防ぐ6つの抑えておくべきポイント

「また学生から内定辞退の連絡が来てしまった。これで3人目だ。また採用しなおしだ」
「内定辞退をされてしまったけれど、どうやったら内定辞退を防げるのか分からない。他の会社はどうやって内定辞退を防いでいるのだろうか」
昨今では新卒の売り手市場が続いており、内定辞退を経験する人事担当者の数が異常に増えてきています。
「うちは中堅企業で、分類としてはまだまだ中小企業だから人気がないのかな」と思っているかもしれませんが、上場大企業でも内定辞退は珍しくありません。
今回は、内定辞退の原因と、内定辞退を防ぐ方法について解説します。この文章を読めば、内定辞退の原因と対処法が分かります。

内定辞退の起こる原因とは?

内定辞退が発生する理由として、以下の理由が考えられます。

・第一志望の企業ではなかったから辞退された
・面接官の態度などに不安を感じたから
・内定後にフォローがなく内定式まで放置してしまった
・内定から入社までの間にもっといい企業が見つかってしまった
・内定連絡まで時間がかかりすぎた。その間に他社へ行かれてしまう

第一志望の企業ではなかったため、内定を辞退したという理由の他は、コミュニケーションをしっかりと学生と取れていなかったことが原因となっています。
それぞれについて解説いたします。

(1)第一志望の企業ではなかったから辞退された

新卒の場合は、元々第一志望の企業をほとんどの学生が目標として持っています。有名企業や上場している大企業でない限りは、なかなか第一志望にはなれないため、対策は難しいのが現状です。

(2)面接官の態度などに不安を感じたから

面接官の態度を思った以上に求職者は細かく観察しています。あまりやる気を感じられなかったり、上から目線で面接をしてしまったり、いまだにそんな面接を無意識にしてしまっている面接官がいます。
いまは企業が学生や転職希望者を選ぶのではなく、選んでもらわないといけない時代に突入しています。採用担当者や企業が就職希望者を選ぶのではなく、選んでもらってやっと土俵に乗れます。上から目線の面接は辞めるようにしましょう。内定を貰ったあとに他の企業の面接を受けて、そちらの方がよい雰囲気であれば求職者はそちらを選びます。

(3)内定式の前後にフォローがなく、放置してしまった

これまでは内定式の前後までフォローしなくても、ある程度は学生が入社してくれました。しかし、現状は売り手市場で有名な上場企業までもが年間を通じて採用活動を行っています。有名で上場しているような誰もが知る企業であればある程度、学生を放置しておいても入社してくれますが、そうでない場合には、内定後のフォローをしないと厳しいといえます。

(4)内定から入社までの間にもっといい企業が見つかってしまった

内定はもらったけれど、もっと有名な企業からオファーを貰い、面接を受けたら通ってしまったという学生も多くなっています。対策としては、自社の良いところや、入社後の良いイメージを持ってもらうために、細かな対応を行うことが大切です。

(5)内定連絡まで時間がかかりすぎた。その間に他社へ行かれてしまう

内定連絡までに時間がかかりすぎると、その間に他社へ行かれてしまう可能性が高くなります。内定までの連絡や、それまでの面接工程などもスピードが命であるといえますね。

ここまでは、内定辞退に至ってしまう主な原因について解説しました。ここからは、内定辞退を実際に防止する方法について解説させていただきます。

内定者をフォローする具体的な方法

「そうはいっても、内定者と連絡を取り合うのによい方法が思いつかないな」と思っている人事担当者の方は非常に多いです。
そこで、内定者をフォローする具体的な方法について紹介します。

・SNSを活用する
・懇親会の開催
・社内報郵送
・定期的にメールで相談に乗る
・保護者への訪問活動(人事ではなく社長自らがしている会社は信頼されやすい)
・内定や選考結果の連絡は出来るだけ速やかに行う

それぞれについて解説します。

(1)SNSを活用する

SNSで内定者とつながっておくことも大切です。昨今ではSNSの炎上などで、使用禁止令を出しているような企業もありますが、内定者と連絡を取り合うのに、これほど連絡に便利なツールもありません。積極的に活用することで、内定者との距離感を縮められます。

(2)懇親会の開催

会社の社員と懇親会を内定式とは別に行うのも有効です。あくまでもお客様扱いで、お酒を飲まなくても良いし、来たくなければ来なくても良いという風にしてあげてください。全員が参加できなくても良いので、とにかく歓迎しているという姿勢を積極的に見せるようにしてください。

(3)社内報を郵送する

社内報を積極的に郵送するようにしてください。会社の一員になっているなという実感が持てるものでもありますし、会社内では今こんな人がいて、趣味の話題などを知ることが出来たりと親近感を持つことができます。特に社長メッセージや人事部長メッセージに、企画として新入社員に期待することなどを伝えるコーナーを設けるなど、工夫するようにしてください。いつも会社で配っているものをただ内定者に配布するのではなく、しっかりとメッセージを送ってあげてくださいね。

(4)定期的にメールで相談に乗る

SNSの活用が難しい場合は、内定者からいつでもメール相談を受けられるように人事と内定者でのコミュニケーションツールを用意するようにしておきましょう。SNSとは違って炎上リスクもないですし、電話などよりも気軽に相談できる窓口としてメールは機能します。

(5)保護者への訪問活動(人事ではなく社長自らがしている会社は信頼されやすい)

内定者の保護者への訪問活動を積極的に行うことが重要です。特に、介護などの離職率が高い業界や、あまり若者が来ない業界ほど、社長自らが保護者のところへ訪問してアピールをしています。20歳を超えているとはいえ、学生はまだ社会人経験がないため、親も親で、「無事に定年まで勤められるような会社に勤務してくれるだろうか」と不安になっています。不安を取り除く意味でも、人事担当者だけではなく社長が積極的に学生の保護者を訪問するのは効果があります。

(6)内定や選考結果の連絡は出来るだけ速やかに行う

内定を出すまでに時間をかけてしまったり、面接の途中で時間をかけすぎるのも「この会社は本気度が低い」と判断される原因になります。出来るだけ早く連絡を行うようにしましょう。スピードが命です。

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