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サーベイとは?リサーチとの違いやメリット、注意点など詳しく解説

自社に対しての従業員の考えや、顧客からの評価や思考を知るために行う「サーベイ」。現在日本でもさまざまな企業で活用されている調査手法で、正しく活用することで大きなメリットが得られます。今回はサーベイとはいったいどのようなものなのか、リサーチとの違いや実施する際の注意点などを詳しくご紹介します。

サーベイとは

サーベイ(survey)とは、実態の全体像を把握するために広い対象で行う調査のことを指します。

サーベイは、ユーザーの行動や思考を調査するマーケティング視点で活用されることが一般的です。また、従業員が業務や職場環境など自社に関する意見を回収するために活用されることもあり、求める情報によって調査対象が異なります。

サーベイの種類

従業員サーベイ

従業員サーベイは、自社に対してどの程度満足しているのかどうか、職場環境や人間関係に不満がないかなど、組織をより良いものに改善するために従業員向けに調査を行うことです。これらを行うことにより、問題点を見いだし、改善のために対策を講じることができるため、従業員の満足度向上や離職率の低下が期待できるでしょう。

パルスサーベイ

パルスサーベイは、高い頻度で従業員に回答してもらう満足度調査のことです。一般的には1〜5分で回答できる簡単な内容で、週に1回から月に1回程度で行います。現状起きている問題点をリアルタイムで把握することができるのが特徴です。

エンゲージメントサーベイ

エンゲージメントサーベイは、企業と従業員の結びつきを強化することを目的に、課題を可視化するための調査です。職場環境に対する考えを具体的に把握できるため、従業員が働きやすい環境づくりに役立てることができます。近年雇用形態が大きく変動しているため、離職防止の取り組みとして浸透してきました。

エンゲージメントサーベイは、先述した従業員サーベイと類似していますが、従業員サーベイは主に労働環境や福利厚生など”組織が提供するもの”に関する満足度を図る調査を指します。一方エンゲージメントサーベイは、”従業員が自ら組織に貢献する心理”を高めるための調査のこと。これらは、目的や従業員から集めたい回答に合わせて、サーベイの種類を使い分けます。

サーベイとリサーチの違いについて

「サーベイ(survey)」とよく似た言葉として挙げられるのが「リサーチ(research)」です。

リサーチは、調査する対象や目的が明瞭で、より細かく物ごとを調査していくときに使われる言葉です。一方サーベイは、対象や目的を明瞭化させるために広範囲を対象に調査を行い、全体像を把握することが目的とされています。そのため、リサーチとサーベイは調査対象の規模に応じて使い分けられます。

サーベイを実行してから活用するまでの流れ

サーベイは有料のツールだけでなく無料で調査できるツールもあるため、調査したい内容に合わせてツールを選択するのがおすすめです。どのツールを使用するかどうかを選んだら、以下のステップで進めていきましょう。

1.現状の課題を知るためにサーベイツールを使って調査をする。
2.調査結果を基に、課題を把握する。
3.課題への解決策を講じて、実行に移す。
4.再びサーベイツールを使って調査し、効果を検証する。

サーベイは調査結果を収集して終わるだけでは、サーベイ本来の目的を果たせません。課題を見つけてプランを実行したあとに再び効果検証をしてPDCAサイクルを回していくことが大切です。

サーベイを行うメリット

回答者の思考をデータ化できる

サーベイを行うことにより、対象者の考えがデータとして可視化できることです。今まで良かれと思っていた対策が実は対象者に受け入れられていなかったり、今まで抱えていた不満などを知ることができるため、企業が解決すべき課題が見つけやすくなります。

次回の施策に活かせる

一度回収したデータは、次回の対策を行う上での判断材料やエビデンスとして活用ができます。例えば、データと一緒に「従業員の8割がこういう考えをしているので、この施策を進めたい」と経営陣に提出することで、理解が得やすくなるでしょう。

トラブルを予防できる

社内でサーベイを行う場合、サーベイの設計次第で未然にトラブルを防ぐことができます。職場では、パワハラやセクハラなどは相談しずらいため、問題が浮き彫りになったときには手遅れな可能性があります。匿名でアンケートを設け、現状の悩みを引き出せるような設計を行い、火種を見つけて組織全体で改善を進めていきましょう。

サーベイを行う際の注意点

回答者の負担にならない質問設計の作成

自身の時間を割いて回答することになるため、質問は回答者の気持ちになって設計することが大切です。回答は記述式ではなくできるだけ選択式に、回答時間は数分で済ませられるようにするなど、本当に聞きたい内容だけを厳選しましょう。

また、高頻度で回答してもらうパルスサーベイの場合、質問内容が重複したり、従業員に回答する意味を見出してもらえなくなると、惰性で回答されてしまう場合があります。質問の重複を防いで無駄を省いたり、サーベイの実施目的を従業員に共有するなど、モチベーションを維持できるよう工夫することが大切です。

匿名で回答できるようにする

サーベイは、嘘偽りのない率直な意見を集めることが目的です。そのため、質問内容によっては匿名で回答してもらい、周りの雰囲気に左右されず安心して回答できるような環境を作ってあげることが大切です。特に社内でサーベイを行う際に注意したいポイントといえるでしょう。

結果を社員に共有する

社内でサーベイを行う際、結果が開示されなかったり、課題に対する解決策が行われていることを感じられなければ、従業員から不信感を抱かせてしまう場合があります。そのため、結果を報告し、従業員の意見をしっかりと受け止めたという意思を従業員に伝えることが大切です。

また、課題が解決されれば、従業員の満足度があがったり、離職率の低下にもつながるでしょう。

サーベイを行うごとに目的を明確化する

サーベイを繰り返し実施していると、実施する行為が目的となってしまうことがあり、本来サーベイで得られる情報や回答を集められないケースがあります。

対象者に回答してもらう意味や実施する目的を毎回明確にし、その目的に合った質問設計をすることが重要です。

第一歩は明瞭な課題を見いだすこと

単にサーベイを活用して回答を集めるだけでなく、課題を見つけて対策を実行したあとにさらに効果検証を続けていくことで、サーベイ本来の効果を実感することができるでしょう。企業が発展し続けていくには、明確な課題を見いだすことがはじめの一歩です。サーベイを活用して現状の課題を明らかにし、やるべきサイクルを繰り返すうちに、企業価値を磨き上げることができるでしょう。

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