【2021年版】リモート面接で使いたい8つのビデオ会議ツールを徹底解説!
多くの企業がリモート面接を導入し始め、コロナ禍を機に主流となってきました。リモート面接に必要不可欠なのがビデオ会議ツール。ネット環境とパソコンなどがあればどこでも顔を合わせてコミュニケーションをとることができます。しかし様々なツールがあり、自社に合うものがわからない…という方に今回は様々なビデオ会議ツールを紹介します。
目次
2021年無料で使えるリモート面接ツール一覧
Zoom(ズーム)
アメリカのZoom Video Communications社が提供するビデオ会議ツールで、全世界で75万人以上がZoomを利用しています。
Zoomを利用する際は、ネット環境とパソコン、スマートフォン、タブレットなどのデバイスを使い、専用のソフト(アプリ)をインストールすると利用できます。
Zoomのメリット
・高画質・高音質に対応しており、ストレスなくコミュニケーションが取れる。
・会議の様子がクラウド上またはローカルに自動保存される。
・参加者をグループ化できる(最大200人、最大50グループの作成可能)。
・画面共有ができる。
・1つの会議につき、最大1,000人*までの参加が可能。
*プランをアップグレードした場合の上限
Zoomのデメリット
・参加者は必ずアプリのインストールとアカウント登録が必須。
・無料プランの場合、3人以上参加者がいるときは40分の時間制限がある。
・アプリを最新のバージョンにアップデートしないと使用できない場合がある。
Zoomの料金プラン
・無料版
料金 : 無料
契約可能ID数 : o
会議参加可能人数 : 100
時間制限※3名以上参加する時 : 40分
・プロ
料金 : 1,600円/月
契約可能ID数 : 5〜9
会議参加可能人数 : 100
時間制限※3名以上参加する時 : 無制限
・ビジネス
料金 : 2,000円/月
契約可能ID数 : 10〜49
会議参加可能人数 : 300
時間制限※3名以上参加する時 : 無制限
・エンタープライズ
料金 : 2,200円/月
契約可能ID数 : 50〜
会議参加可能人数 : 500
時間制限※3名以上参加する時 : 無制限
参考 : zoom料金プラン
Google Meet(グーグルミート)
アメリカのGoogle社が提供するビデオ会議ツールで、従来は「Hangouts Meet(ハングアウトミート)」という名称で使用されていましたが、2020年4月に名称を改めました。
Google Meetを利用する際は、ネット環境とパソコン、スマートフォン、タブレットなどのデバイスを使い、ミーティングURLを共有するだけで利用ができます。
Google Meetのメリット
・Webブラウザ上で起動できるためGoogleアカウントの登録*やアプリのインストールが不要。
・Googleカレンダーとの連携ができる。
・参加前に映像と音声のプレビューが可能。
・自動字幕起こし機能(英字のみ)。
・画面共有ができる。
*オーナーの場合はアカウントが必須
Google Meetのデメリット
・無料プランの場合、画面録画ができない。
・無料プランの場合、3人以上参加者がいるときはで使うときは60分の時間制限がある。
Google Meetの料金プラン
・無料版
料金 : 無料
参加者3名以上の場合の制限時間 : 60分
制限人数 : 100人
・Business Starter
料金 :$10/月 ※約1,076円
参加者3名以上の場合の制限時間 : 無制限
制限人数 : 150人
・Google Workspace Enterprise
料金 :$20/月 ※約2,153円
参加者3名以上の場合の制限時間 : 無制限
制限人数 : 250人
参考 : Google Meet料金プラン
Skype(スカイプ)
アメリカのマイクロソフト社が提供するコミュニケーションサービスで、ビデオ会議だけでなく、通話やビデオメッセージのやりとりができることが最大の特徴と言えます。
Skypeを利用する際は、Microsoftのアカウントが必要です。アプリをダウンロードし、アカウントを作成してサインインをすれば利用が可能です。
Skypeのメリット
・無料プランが充実している。
・Webブラウザ上で起動できるためGoogleアカウントの登録*やアプリのインストールが不要。
*オーナーの場合はアカウントが必須
・個人やグループで会議前のチャットが可能。
・一回の会議で最大24 時間利用が可能。
・画面共有ができる。
Skypeのデメリット
・大人数の場合、回線が不安定になる場合がある。
・スカイプ利用者はユーザー検索ができるため、知らない人から連絡が来る場合がある。
Skypeの料金プラン
Skypeは無料プランに加えて2種類の有料プランがありますが、2019年7月に有料プランであるSkype for Businessの提供終了を発表し、現在*新規で契約することができません。
*2021年4月現在
Whereby(ウェアバイ)
ノルウェーのTelenor社が提供するビデオ会議ツールで、従来は「appear.in(アピアーイン)」という名称で使用されていましたが、2020年9月に名称を改めました。
主に海外で使用されているサービスのため、現在*英語表記のみとなっており、ネット環境とパソコン、スマートフォン、タブレットなどのデバイスを使い、Chrome、FireFox、Operaのブラウザから使用可能です。
Wherebyのメリット
・Webブラウザ上で起動できるためGoogleアカウントの登録*やアプリのインストールが不要。
*オーナーの場合はアカウントが必須
・画面共有ができる。
・有料プランは会議室のデザインを変更できる。
・時間制限がない。
Wherebyのデメリット
・日本語表記に対応していない。
・同時接続人数は最大4名まで。
・対応していないブラウザがある。
Wherebyの料金プラン
・無料版
料金 : 無料
参加者3名以上の場合の制限時間 : 制限なし
制限人数 : 4人
・Pro
料金 : $9.99/月 ※約1,074円
参加者3名以上の場合の制限時間 : 制限なし
制限人数 : 12人
・Business
料金 : $59.99/月 ※約6,465円
参加者3名以上の場合の制限時間 : 制限なし
制限人数 : 最大参加者50人 (ビデオ参加12人、音声参加38人)
BioGraph(バイオグラフ)
日本の株式会社マージナルが提供するリモート面接ツールで、現在は日本語表記のみとなっており、大企業の導入実績も複数見られます。
人事採用に活用できる機能が多く搭載されており、面接担当者が動画またはテキストであらかじめ設定した質問に対して、求職者が録画で回答する選考方法が取れる機能が最大の差別化ポイントです。
ネット環境とパソコン、スマートフォン、タブレットなどのデバイスを使い、Chrome、Firefox、Microsoft Edge(Chromium版)のブラウザから使用可能です。
BioGraphのメリット
・画面共有ができる。
・録画選考機能がある。
・チャット機能の他にメモ機能がある。
・求職者のジャンル分けが可能で、ジャンルごとにメールを一斉送信できる。
・Webブラウザ上で起動できるたアカウントの登録*やアプリのインストールが不要。
*オーナーの場合はプランの加入が必須
BioGraphのデメリット
・プランに加入しないとほとんど活用できない(トライアルプランあり)。
・対応していないブラウザがある。
BioGraphの料金プラン
・トライアル
料金 : 無料
面接予約回数制限 : 月5回まで
利用可能なアカウント数 : 1
・ミニマム
料金 : 11,000円/月(最低契約期間3ヵ月)
面接予約回数制限 : 制限なし
利用可能なアカウント数 : 1
・スタンダード
料金 : 33,000円/月(最低契約期間3ヵ月)
面接予約回数制限 : 制限なし
利用可能なアカウント数 : 1
・プラチナ
料金 : 55,000円/月(最低契約期間3ヵ月)
面接予約回数制限 : 制限なし
利用可能なアカウント数 : 5
参考 : BioGraph料金プラン
BIZMEE(ビズミー)
日本の株式会社grabssが提供する完全無料のビデオ会議ツール。すべての機能が無料で利用でき、完全ブラウザベースのWeb会議ツールなため、オーナー自身も会員登録やインストールが不要な点が他サービスと大きく異なる特徴です。
ネット環境とパソコン、スマートフォン、タブレットなどのデバイスを使い Chrome、Opera FireFoxのブラウザから使用可能です。
BIZMEEのメリット
・参加者全員会員登録やインストールが不要。
・画面共有ができる。
・チャット機能がある。
・ホワイトボード機能がある。
・会議室にパスワードロックをかけられる。
BIZMEEのデメリット
・録画機能がない。
・最大接続数の想定が3〜4人程度と参加できる人数に制限がある。
・バーチャル背景の設定が不可能。
・画面上に広告が表示される。
FaceTime(フェイスタイム)
アメリカのアップル社が提供する完全無料ビデオ通話ツールで、iPhoneやiPad、MacのApple製品間でのみで利用ができます。
SkypeやLine電話と同様に、国内問わず通話料は発生せず、電話番号のみならずメールアドレスで発着信ができるのが特徴。
FaceTimeのメリット
・iPhoneに標準搭載されているため、会員登録やインストールが不要。
・Apple製品同士のみで無料で通話ができる。
・連絡先と自動で連携ができる
・最大32人までのグループ通話が可能
FaceTimeのデメリット
・Android端末やWindowsPCとの使用は不可能。
・発着信双方に通信量が発生する。
・バーチャル背景の設定が不可能。
・画面共有やチャット機能がない。
Microsoft Teams(マイクロソフトチームズ)
アメリカのマイクロソフト社が提供するビデオ会議ツールで、Skype for Businessの後継として誕生しました。
従来のSkype for Businessの機能に加え、よりコミュニケーションを円滑にとれるスレッド機能やツールの連携など機能が搭載されました。
ネット環境とパソコン、スマートフォン、タブレットなどのデバイスを使い、Chrome、Firefox、Microsoft Edge(Chromium版)のブラウザから使用可能です。
Mictosoft Teamsのメリット
・Word、Excel、PowerpointなどのOfficeアプリとの連携が可能で、会議中にファイルを共有できるだけでなく、共同編集が可能。
・ビデオ会議を立ち上げなくてもチャットが可能。
・Webブラウザ上で起動できるたアカウントの登録*やアプリのインストールが不要。
*オーナーの場合はアカウントが必須
・最大300人までビデオ会議への参加が可能。
・最大10,000人が参加できるオンラインイベントの開催が可能。
・画面共有ができる。
・録画機能がある。
・自動字幕起こし機能(英字のみ)
Mictosoft Teamsのデメリット
・明確なマニュアルがない(有料版は24時間のサポートがついている)。
・複雑な機能やデザインが多く、UIがわかりづらい。
・Teams内のメンバー以外とチャットが不可能。
Mictosoft Teamsの料金プラン
・無料版
料金 : 無料
参加者3名以上の場合の制限時間 : 100人
制限人数 : 60分
・Microsoft 365 Business Basic
料金 : 540円/月 ※年間契約
参加者3名以上の場合の制限時間 : 300人
制限人数 : 24時間
・Microsoft 365 Business Standard
料金 : 1,360円/月 ※年間契約
参加者3名以上の場合の制限時間 : 300人
制限人数 : 24時間
・Office 365 E3
料金 : 2,170円/月 ※年間契約
参加者3名以上の場合の制限時間 : 10,000人
制限人数 : 24時間
リモート面接のメリット
・コストを抑えられる
インターネット環境とパソコンさえ準備すれば、国外問わずどこにいてもリモート面接が可能です。よって面接会場の確保する手間や会場費、会場までの移動時間を削減できるため、 金額のみならず時間や人的コストも削減することができます。
・多くの応募者と面接が可能に
1回の面接にかける準備時間が削減されるため、その分多くの応募者と面接が可能となります。また、エリアに縛られることがないため、遠方の求職者とも面接でき、多くの人のなかから優秀な人材と巡り会える確率が増えます。
リモート面接のデメリット
・コミュニケーションが取りづらい
従来の対面面接に比べて相手の表情が読みづらく、会話がずれてしまったり、相手の言葉を聞き取れないシチュエーションがあります。使用しているマイクやパソコン、通話環境によっては会話すら困難な可能性も起こりうるでしょう。
「聞き取れないときは気軽に聞き返して下さい」と前もって伝えておいたり、社内のメンバーと電波状況のテストをしてから面接を行うなどして対策を講じましょう。
・通信環境のトラブルが起こる可能性がある
通信トラブルによって、音声がとぎれとぎれになってしまったり、画面が止まってしまうリスクがあります。
事前に接続テストを行うべきですが、面接中に起こってしまった場合は焦らずに使用ツールのチャット機能や電話で次の指示を仰ぎましょう。状況が改善されない場合、別のツールの使用や、日時を改めての面接実施となります。
まとめ
リモート面接が主流となってきた今、ビデオ会議ツールが数多く溢れていますね。無償でできる機能やそのツールならではの機能などそれぞれのツールに個性があるので、特性を理解して最大限に活かすことが求められるでしょう。