「Skype(スカイプ)を利用するメリットとは?Skypeの機能や導入方法をご紹介」
「無料アカウントで画面共有や録画機能、グループ通話も利用できるなどメリットが多いSkype(スカイプ)。そんなSkypeを利用する7つのメリットをご紹介します。ほかにもデメリットやZoomとの違い、注意点や導入方法まで詳しく解説。Skype会議の実施を検討されている方は必読です!」
目次
Skypeを利用する際の7つのメリット
音声通話やビデオ通話、チャット機能にインターネットを使用した固定回線への発信、受信など様々なコミュニケーション機能を持つSkype。
以前はアカウントを持っている人同士でしか通話やビデオ通話をすることができなかったが、Meet nowがリリースされ、Zoomと同じ様にアカウントを持っていない人でもオンラインミーティングの実施が可能になりました。この記事ではそんなSkypeを使用するメリットをご紹介していきます。
(1)費用がかからない
電話番号もしくはメールアドレスからSkypeのアカウントを無料で作成可能。アカウントがあれば会議のホスト機能やチャットなど、さまざまな機能を使用することができます。また、Meet Nowでは会議を主催するホストさえアカウントを持っていれば、参加者はホストが発行したURLをクリックするだけでビデオ通話に参加することができます。インターネットさえ使用することができれば、携帯、パソコンから通話し放題なのは便利です。
(2)相手がアクティブなのかステータス把握ができる
アカウントを持っている同士で繋がっていれば、自分や連携している友人のアイコンの右下に、緑の丸や黄色の時計マークなどが表示されています。これが現在のステータス。ステータスは、緑の丸、緑の丸の中に白い丸、黄色の時計マーク、赤い丸に横棒(進入禁止の標識のようなデザイン)の4種類あります。表示されていない場合はログインしていません。
(3)固定電話や携帯電話への通話が可能
上記に加えて、Skypeでは固定電話へ電話をかけることもできます。プリペイド式となっており、登録したクレジットカードより引き落としがされます。金額は5、10、25カナダドル(CAD)の3種類。他にも特定の国の固定電話へかけることが多い方は、国を指定した月額プランもあります。
(4)パソコンやスマホでも使用が可能
アプリをダウンロードすれば、パソコンとスマートフォンで同じアカウントを使用することができます。パソコンではwebからログインすることで通話することも可能。外出先で他のパソコンからSkypeを繋がないといけないときでもwebから通話できるととても便利です。
(5)画面共有ができる
Zoom同様に、画面共有をすることも可能です。実際の操作画面を見ながら会話をすることでコミュニケーションを円滑に進めることが可能になります。
(6)画面録画が可能
上記に加えて画面録画が可能です。ブレストミーティングや重要な会議の際に画面録画を実施しておけば、後から振り返ることができます。収録中は参加者全員に録音中とわかる赤い丸と録音時間が表示されます。録音と表示が出ていますが、画面も収録されています。録画開始は参加者の誰でも開始することができますが、終了は会議ホストしか実施することができません。
(7)広告表示なし
管理画面や通話画面、ビデオ画面いずれにも広告が表示されることはありません。通話しているタイミングで間違って広告をクリックしてしまうようなこともないです。
Skypeを利用する際の4つのデメリット
(1)アカウントの作成が必要
会議を主催するためにMeet NowのURLを発行する際はアカウントの発行が必要です。アカウントを持っていない場合、作成が必要なため時間がかかってしまいます。通話やチャットの履歴を残しておきたい場合は互いにつながっておくことが必要です。LINEと同様に連絡先を知っている人同士でしかやり取りができません。
(2)人数制限がある
Skypeは最大50名までのオンラインビデオ通話、最大100名までの音声通話が可能です。しかしウェビナーなどを実施する場合はその参加者を超えてしまうことも考えられます。
(3)セキュリティーが万全ではない
他のコミュニケーションツール同様、個人情報の取扱には慎重にしなければなりません。アカウントIDとパスワードを設定することができますが、基本的には機密情報は送らないようにしましょう。
(4)データ通信量が多い
Zoomと比較するとデータ通信量が多いため、ビデオ通話が不安定になる可能性があります。環境に左右され、使用しているプラットフォームやデバイス、通信環境により画像や音声が途切れたりラグが発生する可能性がZoomに比べて高いと言えるでしょう。
Skypeの注意点
パスワードは長めに設定する
パスワードが短い場合、パスワードの漏洩がしやすくなります。また、自分でパスワードを設定する場合自分では気づかない法則で作成してしまい、身近な人物だと想定することができる可能性があります。ランダムな文字列を生成してくれるツールもありますので、そのような機能やツールを活用するようにしましょう。
重要な情報は送信しない
パスワードを長めに設定していてもスパムなどパスワードが漏洩し、ログインされてしまう可能性があります。どうしても機密情報や個人情報を送らなければならない場合、ファイルにパスワードを設定するなどの対策をしておきましょう。
Skypeとzoomの違い
Zoomのみの機能
「ホワイトボード機能」と「ブレイクアウトルーム機能」の2つがあります。ホワイトボード機能は画面共有の代わりにホワイトボードを設定することで参加者みんなが画面に書き込みながら会議を進めることができる機能です。ブレストミーティングや参加者全員のアイデアを出し合いながら進める会議などで有効活用できます。
ブレイクアウトルーム機能は会議に参加しているメンバーを任意のルーム数で分けてそれぞれのルームで少人数の会議を実施することができます。どちらの機能も無料アカウントで実施することができますが、3人以上の会議は40分のみと時間制限があります。再度ルームを設定しないと会議を継続することができないので、多数の参加者がいる会議の場合は有料版で実施することをおすすめします。
Skypeのみの機能
Skypeは元々1対1でのコミュニケーションツールとして設計されました。そのことから通話機能に加えてチャット機能も実装されています。テキストだけでなく、エクセルやワード、画像などのファイルの送信も可能です。電話をかけるほどではない内容の場合はチャットでやり取りできます。また、ログデータも残っているため以前話していた内容の検索も可能なので、会議で話した内容の議事録を残しておくことも可能です。
Skypeのプラン
Skypeは無料プランに加えて2種類の有料プランがありますが、現在新規で契約することができません。
Skypeの母体であるMicrosoftが2019年7月に有料プランであるSkype for Businessの提供終了を発表しました。提供終了日は2021年7月31日で、その後有料プランはTeamsのみとなるのでご注意ください。
Skypeの導入方法
Skypeを使用するにはMicrosoftのアカウントが必要です。アカウントは携帯電話の電話番号またはメールアドレスをお持ちの方はどなたでも作成することができます。
(1)電話番号もしくはメールアドレスを入力
(2)パスワードを入力
(3)姓名を入力
(4)SMSもしくはメールアドレスに届いたアカウント確認に記載されている4桁のセキュリティーコードを入力
(5)ロボットでないか確認のためパズルを3つ解く
以上でアカウント作成が完了します。その後、アイコン設定、音声テスト、動画テストを行えばSkypeトップに行くことができます。
Skype番号について
インターネット上で電話番号を所持することができる機能です。25の国の電話番号を持つことができ、着信をSkypeで受け取ることができます。
海外から着信の場合、発信者だけでなく受信者側も着信料を支払わなければならないことがあります。Skype番号を契約していれば指定の国の番号を持つ形になるので、電話料金を安くすることができます。
また、転送設定もできますので、外出先でSkype番号に入電した際にも携帯電話へ転送することも可能です。出先でも海外からの着信に通話料を気にせず出られるので安心です。
まとめ
インターネットを使用した通話サービスとして初めて一般に普及したので多くの方が利用したことがあるのではないでしょうか?アカウントをお持ちでない方もまずは作成して試してみてくださいね。