新卒採用の一次面接からWeb面接の活用スタート。導入わずか半年で単純な数値では表せないほどの大幅な工数削減を実現。
他のWeb面接ツールとは異なり、自社内で開発されていることに魅力を感じた。
貴社の採用活動の概要、採用に関して感じられていた課題感などについて教えてください。
藤原さん:当社は中古車オークション事業と食品流通事業を軸に非常に幅広いビジネスを手がけており、それぞれの事業が成長しているため、ここ数年は各現場から人材を増やしたいというニーズが上がってきています。現在、当社は正社員数約350名という規模の会社ではありますが、昨年度の1年間だけで新たに58名の正社員を採用したほどです。58名の内訳は新卒採用10名、中途採用48名でしたが、基本的には若手層を中心に採用しているため、今後は将来の年齢構成比なども考慮した上で新卒と中途の割合を半々にしていきたいと考えています。
しかし、新卒採用は中途採用に比べて時間も手間がかかるという難点があります。当社の人事課は現在6名という体制であり、メンバー全員が教育研修、労務、広報業務なども兼務しているため、新卒採用に注力するためには業務フローの改善、新たなツールの導入といった方法で効率化を図る必要に迫られていました。
どのようなきっかけでharutaka(ハルタカ)を知ったのですか?
藤原さん:先ほどのような課題もあって、私たちとしては採用業務の効率化を図るべくWeb面接を導入しようと考えていました。単純にWeb面接をするだけであればSkypeを使えばいいという話になりますが、私たちとしてはWeb面接にプラスαで採用業務を効率化できるようなツールがあれば便利だろうと考えていたので、東京ビッグサイトで行われていたHR EXPO(日本最大のHRイベント)に行き、Web面接サービスを出展している数社の担当者から話を聞きました。そのうちの一社がharutaka(ハルタカ)を提供するZENKIGENだったのです。
数社のサービスを検討された結果、harutaka(ハルタカ)を導入する決め手となった理由を教えてください。
志賀さん:最終的にharutaka(ハルタカ)も含めた3社のサービスを検討したのですが、他社のサービスに比べてコスト面での優位性が高く、実際に触ってみた感想としてもUIなどがシンプルで使い勝手が良かったというのが大きいですね。
藤原さん:それらの理由に加えて「自社で開発をしている」ということも大きな安心材料になりました。自社でサービスの開発を行っている会社であれば、ユーザーの要望に応じた柔軟なアップデート、カスタマイズに応じてくれるのではないかという期待感があったのです。
harutaka(ハルタカ)導入以前は面接の度に平塚から日本橋の東京本部に出かけていた。
実際の採用業務でharutaka(ハルタカ)をどのように活用されていますか?
志賀さん:現状では新卒採用での活用がメインとなっています。当社では今年から、従来の会社説明会の代わりにWeb上で動画を見てもらうWeb会社説明会を行っています。Web会社説明会のURLを送った候補者に対してharutaka(ハルタカ)用のURLをセットで送り、会社説明会の動画を見ていただいた後、選考を希望される方はharutaka(ハルタカ)で録画したエントリー動画を提出いただくという流れです。これまで対面で行っていた一次面接をharutaka(ハルタカ)によるエントリー動画に切り替えたという形ですね。
harutaka(ハルタカ)を導入したことにより、新卒採用の業務にどのような変化があったのでしょうか。
志賀さん:具体的な数値は今後の経過も見た上で算出する予定ですが、採用担当者の立場としては、現時点でも工数が劇的に削減されていると実感しています。当社の本社は神奈川県の平塚市にあります。人事部のメンバーは私も含めて普段は平塚の本社で勤務しているのですが、harutaka(ハルタカ)導入以前の一次面接に関しては、候補者の利便性なども考慮して東京の日本橋にある東京本部で行っていました。
しかも採用担当者3名が面接官として東京本部に赴かなければならなかったので、まずは面接官3名と候補者の予定を調整する必要がありました。もちろん、調整が上手く行ったとしても面接そのものにも1時間程度の時間がかかりますし、面接に参加する採用担当者は忙しい業務の合間を縫って東京から平塚までの往復時間も捻出しなければならないという状況だったのです。
harutaka(ハルタカ)導入後は、採用担当者同士で時間や場所を調整する必要もなくなり、各自が業務の空いた時間に動画をチェックできるようになったので、かなり楽になりました。エントリー動画の確認にかかる時間も候補者一人あたり10分程度で済みますからね。
電車での往復時間なども考えると相当な工数が削減されているようですね。
志賀さん:そうですね。harutaka(ハルタカ)の導入によって、単純な数値では表せないほどの効果が現れていると思います。Web会社説明会〜harutaka(ハルタカ)による一次面接という採用フローに変更して以降は、一次面接通過者に対し、二次面接に進んでいただく前に簡単な対面の面談を行うようにしています。会社説明会と一次面接をWeb化したことにより、候補者と社員が対面で触れ合う機会が減ってしまったため、いきなり役員が登場する二次面接に進んでいただく前に、選考に関係のない面談の場を設定したのです。
つまり、表面上はharutaka(ハルタカ)の導入によって工程が一つ増えてしまった形になるのですが、面談を担当する採用担当者は1名ですし、新卒採用全体の工数自体は相当削減されているという実感を持っています。
他社に先駆けてエントリー動画の採用ノウハウを蓄積していきたい。
エントリー動画で選考を行う際に気をつけていることはありますか?
志賀さん:その方の話し方、雰囲気などを見られる点は大きいのですが、実際に会ったときに動画とのギャップを感じることもありました。今後は対面の面接とは異なるエントリー動画で独自の判断軸を作っていかなければならないと考えています。
藤原さん:今後の選考方針次第ですが、録画の撮り直しを不可にする、ライブ面接に切り替えるなど、リアルタイム性を重視する方法に変更する可能性もあるとは思います。そうした意味では当社もまだまだチャレンジしている段階ではありますが、世の中のトレンドから考えても、今後は間違いなくエントリー動画が増えていくでしょうから、他社に先駆けてエントリー動画のノウハウを蓄積していくことが重要だと考えています。
中途採用での活用などは考えられていますか?
藤原さん:中途採用では一次面接を現場担当者が行っているため、まだ導入は難しい段階です。とはいえ、先日地方の候補者の方と情報交換をするため、面接前の面談をしようということになり、harutaka(ハルタカ)のライブ面接の機能を活用して話をすることができました。地方の候補者の方とも問題なくコミュニケーションを取れることがわかったので、今後はさらに活用の場が広がっていくかもしれません。また、ライブ面接の機能は二次面接後のオファー面談でも活用できると考えています。中途採用の方は前職との兼ね合いもあって、時間の調整が難しいことも多いですからね。
ユーザーの要望を汲んだ改善・改良が続けられているので、今後も期待が持てるサービス。
導入後のZENKIGENのサポートについては満足されていますか?
志賀さん:とにかく対応が早いと感じています。他社のツールなども使っているのですが、それらの企業と比べてもスピーディーに対応してくれるので助かっています。
藤原さん:先日もライブ面接のやり方がわからなくなってメールを送ったのですが、1時間以内に返信をいただき、即座に解決できたので助かりました。今のところは非常に満足しています。
harutaka(ハルタカ)やZENKIGENに対して、今後期待することや要望などがあったら教えてください。
藤原さん:harutaka(ハルタカ)は既にいくつかのATSと連携していますが、当社は割とマイナーなATSを使っていているので、まだ完璧な連携ができていない状態です。今後はより多くのATSとシームレスな連携ができるようになるとありがたいですね。また、先ほど「エントリー動画による選考の判断軸」という話も出ましたが、エントリー動画を活用した採用コンサルティングなどにも期待したいです。さらに将来的には導入企業各社の採用判断軸を考慮した上で、AIなどを活用した選考機能が搭載されると面白いですよね。
最後にharutaka(ハルタカ)やエントリー動画の導入を検討されている方へのメッセージをお願いします。
志賀さん:導入後のサポートは素晴らしいですし、わからないことがあればすぐに答えてくれるので、ユーザーとしては安心感があります。harutaka(ハルタカ)の導入企業も増えていると聞いていますし、各社の使用状況・成功事例を踏まえた情報も出していただけるので、これから導入を検討している方にもお勧めできると思っています。
藤原さん:harutaka(ハルタカ)は私たちユーザーの要望を汲んで、常に改善・改良を重ねているため、今後も「どんどん良くなっていくだろう」という期待感を持たせてくれるサービスです。少し偉そうな言い方になってしまい恐縮ですが、今後もサービスについて思ったこと、感じたことをその都度お伝えさせていただきたいと思っています。
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