「WEBなら気軽に全国の学生と出会える」接点の薄かった地域から内定者全体の約25%を獲得した明和地所
「接点が持ちにくい地域の学生」と気軽に出会える方法を求めて
明和地所さんの採用課題を教えてください。
近藤さん:当社の課題は、「人材確保」です。全国のさまざまな地域に優秀な方がいるはずなのに、本社や支店のある首都圏、札幌、福岡、名古屋以外の学生と中々接点を持てないのが現状でした。また、地方からだと選考のための交通費などのお金をかけて来てもらわないといけません。そのため、気軽に学生と関わりを持てる方法は無いかと考えていたんです。
上村さん:特に関西や中国地方での人材確保が大きな悩みでした。2019年の4月頃から全国の学生と接点を持てるようなサービスを探す中で出会ったのが「harutaka」だったんです。
選考では、どの過程でharutakaはご利用いただいてますか?
上村さん:現在当社は新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、総合職の2次面接まではオンラインで実施しています。ここで利用しているのがharutakaの「ライブ面接」です。基本的に候補者と人事が1:1の状態で使用しています。
近藤さん:緊急事態宣言の発令時、私たちも在宅勤務となる中、自宅に居ながらも採用を止めない方法は無いかと考えていたんです。そこで思い出したのがharutakaでした。元々、地方の学生と接点を持つために導入したサービスでしたが「ライブ面接ならコロナ禍でも使えるかも!」と思い、選考に取り入れました。
初めてのWEB面接導入にあたり心配な点、不安な点はありませんでしたか?
上村さん:オンラインでノンバーバル要素を確認できるかが心配でした。実際に使用してみると、会議室では分からない相手のプライベートな側面が見えやすくなり、候補者に質問しやすくなりました。ミスマッチをなくす面接だからこそ、お互いを知り合う良い機会になっていると感じます。
コロナ禍でも採用数が1.5倍に増加。WEB面接が支えた新卒採用
実際に面接でharutakaを利用した感想を聞かせてください。
上村さん:結果として、岡山、広島などこれまでは接点が持てていなかった地域から学生が応募してくれました。何度か面接を行いたい候補者に対しても、移動や費用の負担を抑えた状態で参加してもらえました。また、新卒での利用が好評だったので中途採用でもライブ面接の利用を開始しました。
近藤さん:実際にharutakaを使うことで、機能面・実務面でさまざまな便利さを感じました。システムの不具合等がないので、終始安心して利用できます。私たち採用メンバーだけでなく、支店の方でも役員面接で利用しましたが、取締役からも「使いやすい」との声が寄せられています。
私個人としては、録画した動画を自身の振り返りに利用しています。候補者へ失礼のない態度や話し方ができているか、同じ目線で話せているかなどをチェックしています。普段は見ることのできない面接中の様子を見ながら振り返りができるのは、WEB面接ならではです。
harutakaを導入して、定量的な変化はありましたか?
近藤さん:WEB面接を取り入れたこともあり、これまで人材の確保が困難とされていた関西、中国地方から内定者全体の約25%を確保できました。またコロナ禍の影響もあり応募数の減少を心配しましたが、結果として採用母集団は減りませんでした。
上村さん:むしろ、例年よりも応募してくれる方が増えたので採用人数を急遽増やしました。普段なら40名ぐらいの採用枠ですが、コロナの影響もあり応募者が減少する可能性を考慮して「今年は20名ぐらいかな」と想定していたんです。しかし実際は、WEB面接を使いコロナ禍でも採用を止めなかったことで多くの方にご応募いただきました。そのため今年は60名近くまでに枠を拡大しました。
エントリー動画は「学生の魅力を引き出す」選考方法
明和地所さんでは、ライブ面接だけでなく「エントリー動画」も取り入れていただいていますよね。
上村さん:はい、新卒の方を対象とした一般職の一次選考にエントリー動画を導入しています。例年2〜4名の程度の応募枠に60名以上の方が応募してくれるため、人数的にグループ面接での選考が行いにくいんですね。候補者のことをより理解する方法を模索する中で、エントリー動画を導入することにしました。
エントリー動画を取り入れたことで、採用にどのような変化がありましたか?
上村さん:エントリー動画を選考に導入したことで、これまで同業務にかけていた時間が削減できました。なお当社では採用チーム3名体制で、それぞれが各候補者の動画を全てチェックします。
近藤さん:候補者を単に評価するのではなく、「相手の特徴を理解する」という気持ちで望むようになりました。他の二人とも、それぞれが候補者のどこに魅力を感じたかなど、よく意見交換しています。言葉で伝わりにくい点は動画を見ながら候補者の印象を説明することも可能なため、チーム内の意思疎通もこれまで以上に図りやすくなりました。
学生からの声はいかがでしょう?
近藤さん:学生としても、動画選考に抵抗があるというより「慣れてきました」という声が多かったです。当初、私たちは学生さんが面倒に感じていないかと危惧していましたが、そんなことはありませんでした。採用はもちろん、コロナ禍の社員教育にも活用したい
今後harutakaに期待するところを教えてください。
上村さん:私たちの問題ではありますが、運用に当たり、まだまだharutakaの良さを出しきれていないと感じます。今年は「機能面でも使える幅を広げていくこと」を大事にしたいです。そのためにもZENKIGENと連携しながら、harutakaの理解をより一層深めていければと思います。
近藤さん:私は現状にある程度満足しているため、昨年と同様に使えたらと思います。またharutakaの導入を通し、候補者と直接会うことの大事さを改めて実感しました。オンラインも使いつつ、オフラインでの交流も大事にしていきたいと思います。
今後、新卒・中途採用でどのようにharutakaを用いた選考を進めていきたいかを教えてください。
近藤さん:中途採用の場合、仕事をしながら転職されている方が大半です。特に業界内の転職となると、他社に出入りすることが難しいケースもあります。その点、オンラインで気軽に面接が行えるのは双方にとって嬉しいことです。オンラインとオフラインを併用しながら続けていきたいと思います。
上村さん:新卒採用でもオンラインとオフラインの併用をしながら進めていきたいです。特に今年の内定者から「会社の雰囲気が見えないのが不安だった」という声がありました。
コロナ前の採用スキームだと、最低4回はオフィスに来てもらい、双方が顔を合わせていました。その中で会社の雰囲気を感じてもらってたんです。特に不動産は、お客様と営業の関わりが強い業界です。当社にマッチした学生に来てもらうためにも、上手にharutakaを活用したいです。
コロナ禍において、不動産業界でも対面接客が減ってきていると伺いました。もし現場でもharutakaを活用する方法など検討されてましたら教えてください。
上村さん:harutakaは「コロナ禍の働き方改革に向けたツール」になると思っています。もしharutakaを社員教育に使えるのなら、面接の録画をロープレ時に見返しながらフィードバックを行うことが可能です。また、研修記録を蓄積することで、社員も目に見えて変化を実感しやすくなると考えます。
最後にこの記事を読まれている方へメッセージをお願いします。
近藤さん:より多くの人と接点を持つため、引き続きオンラインではharutakaの力を借りたいと思います。それによって、新卒・中途問わず多くの候補者と出会えるからです。オフラインも上手に活用しながら、ミスマッチを防ぎつつ採用活動を進めていきます。
上村さん:harutakaを使う中で、日本が狭いぐらいに感じることが多々ありました。オンラインを上手に使って、より深く学生に関わっていきたいです。役員からも抵抗なく使ってもらえるサービスなので、これまで以上に使いこみ、よりharutakaを理解していければと思います。
近藤さん、上村さん、ありがとうございました。
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