内定者フォローの重要性とは?内定辞退を防止する3つのコツ!
「内定者フォローを強化したい。採用難でなかなか採用が上手くいかない上に、内定辞退が多くなってしまった」
「うちの会社ってそういえば、内定者フォローは内定式しかやっていない。」「他の会社はどうやって対策をしているのだろうか。」
内定者フォローの重要性を理解しつつも、会社によってはまだまだ入社式しか内定者フォローを実施できていないという会社は多いです。 内定者フォローを実施することで、内定辞退者を減らし、採用を成功させましょう。 今回は、内定者フォローの重要性と、内定辞退や他社への流入の防止方法を解説いたします。
目次
内定辞退を減らすためには内定者フォローが重要
内定者フォローといえば内定式や同期との交流という印象がありますが、その他に内定者の不安を払拭するという役割があります。
内定ブルーという言葉があるように、内定者は入社するまでの間「本当に自分に合った会社なのか」「入社しても大丈夫なのか」といった様々な不安を抱えています。
内定辞退を防止し、採用した学生の入社意欲をより増加させるためにはこれらの不安を取り除くことが大切になります。
そのため、手厚い内定者フォローを実施し、内定者の不安を取り除く機会を設けることは非常に重要です。
学生が内定者フォローで知りたい情報
「内定者フォローで学生はどんな情報が知りたいのか」と気になっていませんか。
学生はまだ社会に出たことがなくあらゆることが初めての経験となります。
そのため、出来るだけ入社前に情報を知り、入社先がどんな会社なのかを知っておきたいということがあります。内定者フォローで学生が知りたい情報には以下の5つが挙げられます。
・企業や配属先の情報
・同期の情報
・会社の雰囲気や風土
・入社までに勉強しておくべきこと
・先輩社員の情報
それぞれについて解説します。
(1)企業や配属先の情報
入社先の情報を得て安心感を得たい学生は多いです。
人事の方自身も、学生時代を振り返ると、入社前は会社に入るまで不安いっぱいだったのではないでしょうか。
自分自身の学生時代を振り返り、入社前に知りたかったことを入社予定の学生に伝えることで、学生自身の不安感を取り除き、安心感を与えることができます。
配属先の情報や会社が新卒に対して期待している役割などを伝えて、安心感を与えることができるようにしましょう。
(2)同期の情報
同期がどんな人なのか気にしている学生は非常に多いです。
これからずっとライバルでもあり、一緒に仕事をしていく上で大切な仲間である同期を紹介する場を設けるようにしましょう。
同期同士のコミュニケーションが闊達になると仲間意識が芽生え、離職率の低下や内定辞退の防止に繋がります。
(3)会社の雰囲気や風土
学生に会社の雰囲気や風土を伝えると不安感を低減させることができます。
入社式直後にすぐに退職してしまう新卒が出ている会社は、事前に職場を知ってもらう機会を設けられていないのではないでしょうか。
入社式直後はギャップを感じると退職をしてしまう可能性が高いため、入社前にお互いを知る機会として希望者に対し、入社前インターンを実施するなど工夫をしましょう。
希望を募るといっても強制参加の雰囲気にはせず、あくまでも本当に参加したいと望んでいる学生に対して実施するようにしましょう。
(4)入社までに勉強しておくべきこと
熱心な学生の場合、入社前に勉強しておくべきことを知りたいと思っている方も少なくありません。
そのため、学生の入社意欲を高めるためには、内定者に対して入社前にやっておいて欲しいことや勉強しておいた方が良いことを伝えることが効果的といえます。
入社前に社員が参加している社内研修会などがあれば、参加してもらうなどしてみましょう。
(5)先輩社員の情報
学生の不安を解消するためにも、出来るだけ先輩社員と交流の場を持つようにしましょう。
会社にいる先輩の顔を見ることで、安心できるという学生もいます。
入社段階でもう配属先が決定している場合には、配属予定部署の先輩社員とミーティングをする機会などを持つようにしましょう。
配属先が決定していない場合には、入社年次の近い先輩社員を紹介するようにしましょう。
内定辞退率を下げるためには、接触の機会を増やし長期的に寄り添う
不安の払拭と同等に重要となるのが内定者に対する企業の魅力づけです。内定者フォローでは不安の払拭をしつつ内定者が必要とする情報を提供し、入社への意向度を向上させることが大切です。
そこで、他社への流入を防止し、内定辞退を減らす上で有効な対策としては、採用担当者が出来るだけ企業と学生の接触の機会を増やし、長期的に内定者に寄り添うことが重要となります。
内定式しか入社前のコミュニケーションが出来ていない、そこに割くリソースがどうしても確保できないという場合でも、いくつか対策できることがあります。 具体的には、以下のような方法です。
・選考から入社までのコミュニケーションを記録し、内定者に寄り添ったフォローをする
・SNSやメール等でいつでも学生と連絡をとれるようにしておく
・懇親会を開催する
それぞれについて解説します。
(1)選考から入社までのコミュニケーションを記録し、内定者に寄り添ったフォローをする
コロナ禍の影響でオンライン採用が主流となっている昨今、内定者フォローを全てオンラインで行うという企業も少なくありません。
また、オンラインでの面談が可能になり、「録画機能」を用いて選考中から入社までの全ての会話を可視化し、データとして残す企業が増えてきています。
これらのデータを活用することで「内定者がどの点に不安を抱えているのか?」「企業のどういった点を魅力づけとして訴求するのが良いのか?」を明らかにすることができます。
内定者フォローでは、懇親会等で内定者の状況を確認するだけでなく、選考や面談内コミュニケーションをテキスト情報として記録し、社内で共有できるようにしましょう。
(2)SNSやメールでいつでも学生と連絡をとれるようにしておく
SNSやメール等で学生といつでも連絡をとれるようにしておきましょう。 学生が不安に思ったとき、いつでも気軽に相談できる体制は内定辞退の防止に繋がります。
不安に思ったタイミングで連絡がつかないと、それだけで学生の不信感を募らせてしまうことになります。 可能な限りいつでも学生が情報を取得できる状態にしておきましょう。
(3)懇親会の開催
内定式だけではなく、定期的に懇親会を自由参加で設定する方法も有効です。 内定式後に学生の状況に変化があると、内定辞退されてしまう可能性があるためです。
出来るだけ自由参加で、人事部以外の社員も参加してもらうようにしましょう。 人数比率などは会社側が少し多くなるように調整すると良いでしょう。 企業側が主催する交流会なので、出来るだけたくさん社員の方々と交流できるような懇親会を設定するようにしましょう。
会場などは凝った場所でなくとも、会社の中の会議室で飲食するなど気軽に開催するようにしましょう。また、オフラインに限らずオンラインの懇親会であっても内定者と企業側双方の状況を把握するには有効であるといえます。
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