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中途採用の面接で「必ず聞きたい質問例」7選!

「中途採用者の面接官をしているけれど、どこをチェックしたらいいんだろう」
「中途採用者の面接は職歴がある分、新卒採用よりも質問の仕方が難しいな」
中途採用者は職歴がある分、どこをチェックすれば良いのかや質問の仕方が難しいと不安になることがありますよね。中途採用者の面接をする上で大切なことは、仕事の姿勢や会社でうまく馴染めるか、戦力になれるかどうかをチェックすることが大切であるといえます。今回は、中途採用者の面接でチェックするべきポイントと、必ず聞きたい質問10個について徹底解説します。どのように中途採用者に対して面接で質問をしたら良いか分からないと悩んでいる人事の方は、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。

中途採用者の職歴によって質問内容は変わってくる

中途採用者の持っている職歴によって質問内容は変わるといえます。同じ中途採用者であっても、職歴5年以上の即戦力人材か、職歴が3年以上5年未満の経験者まで幅があるためです。中途採用者なので戦力化するのは新卒よりは早い傾向にありますが、経験年数によってはまだ教育が必要と判断されるケースもあります。中途採用者の職歴に合わせて、面接時にしっかりと応募者の能力を見抜くようにしましょう。

職歴3年程度の応募者のチェックポイントと、聞くべき質問3選

職歴3年程度の応募者のチェックポイントとしては、本当に会社に入ったあとに戦力化がスムーズにいくかということです。職歴3年であれば経験職種の業務を3周程度しているので、それなりに動けるということはあり得ますが、入社して即日すぐに動けるかどうかという点では判断が難しいといえます。
そこで、下記のような質問をしてみることをおすすめします。

・経験職種の業務内容において、もう人から聞かなくても単独で行うことができるか
・指導してくださっていた先輩からはどんな評価を受けていたか
・特定の業務にかかる時間はどのくらいなのか

それぞれについて解説します。

(1)経験職種の業務内容において、もう人から聞かなくても単独で行うことができるか

経験職種の業務内容において、もう他の人に聞きながらしなくてはならない仕事がないかどうかを確認するようにしておきましょう。まだ職歴3年程度であれば、人に聞かないとできないという業務が残っている可能性があります。特段、厳しく判定する必要はありませんが、出来るだけ自分ひとりで独立して仕事をできるようになっていることが望ましいため、確認するようにしましょう。

(2)指導してくださっていた先輩からはどんな評価を受けていたか

職務経験3年程度の中途採用者であれば、新卒で入社した会社で先輩から業務を教わっていた可能性が高いといえます。そこで、指導していた先輩から具体的に「もう一人立ちできる」という評価を貰えているかを確認しておくようにしましょう。単純に本人の仕事における評価の指標になりますし、先輩の評価なので本人の自己申告よりも判断しやすいといえます。

(3)特定の業務にかかる時間はどのくらいなのか

職務経歴書に書かれている業務の中から特定の業務を面接官がピックアップして、特定の業務にかかる時間を聞くようにしましょう。業務にかかる時間数が標準より長いほど、仕事に慣れていない可能性が高いといえるためです。書類選考の段階から、採用予定部門の社員などに特定の業務にかかる平均時間などを確認しておくとスムーズであるといえます。

職歴5年以上の応募者のチェックポイントと、聞くべき質問3選

職歴5年以上を保有する人材を面接する場合には、必ずチェックするべきポイントがあります。それは会社に入ったあと、素直に採用された会社に合わせて仕事をしていく意思があるかどうかです。職歴が5年を超えていると、経験職種であれば入社して即日に動けるような優秀な人材も入ってくる可能性が非常に高いです。ただし、もう5年以上職務を経験していると、素直さにかけた人材が入社してくる可能性も一気に高まります。よくあるパターンとしては、「前の会社ではああだったのに」というような発言をして、会社の仕事の進め方に合わせる気がない人材が混じりはじめる経験年数であるといえます。そこで、以下のような質問をすることをおすすめします。

・5年以上の経験を積まれて、なぜ転職されたいのでしょうか。転職理由を教えてください
・ご経験が非常に長くて即戦力としても期待しているのですが、入社してからしばらくは先輩社員の指導を受けることになるかも知れません。問題ないですか。
・仕事のスタンスとして大切にしていることはなんですか。

それぞれについて解説します。

(1)5年以上の経験を積まれて、なぜ転職されたいのでしょうか。転職理由を教えてください

5年以上会社で勤務していれば、業務を一通り任せられ、リーダー的なポジションで仕事をされている方も増えてきています。そんな状態でいまこれから会社を背負っていく時期に、なぜ転職したいのかは必ず確認するようにしてください。ごくまれに「いまのポジションでは責任が重くて仕事が大変だから転職をしてリセットしたい」とおっしゃる方もいます。中途採用するということは責任のあるポジションを引っ張っていってもらうなど、戦力を強化するために採用するという企業も多いため、出来るだけネガティブな方は避けるようにしましょう。

(2)ご経験が非常に長くて即戦力としても期待しているのですが、入社してからしばらくは先輩社員の指導を受けることになるかも知れません。問題ないですか。

経験者であっても戦力として認められるまでの期間は、先輩社員によるOJTを行うと決めている企業の場合は、素直さを確認する意味でも必ず「ご経験が非常に長くて即戦力としても期待しているのですが、入社してからしばらくは先輩社員の指導を受けることになるかも知れません。問題ないですか」という風に、念押しするようにしましょう。経験年数が長いことは非常に頼もしいことですが、先輩社員と協調して仕事ができないことにはサラリーマンとして仕事をしていくことが難しいといえます。周囲と協調してうまく人間関係を渡っていけるかどうかは必ず確認するようにしましょう。

(3)仕事のスタンスとして大切にしていることはなんですか。

職歴5年以上の経験者に対しては、必ず仕事のスタンスを聞いておくようにしましょう。
良い意味でも悪い意味でも、経験職種に対して慣れが生じている可能性が非常に高いためです。そのため、仕事上心がけていることを聞き、仕事に対する熱い想いを聞き出すようにしてください。また、会社の求めている仕事のスタイルやスタンスにマッチしているかも必ず確認するようにしてください。全力で仕事をしていくことが望ましいのか、それとも周囲の社員とうまく協調して会社の文化に合わせて仕事をしていって欲しいのかなどしっかりとチェックするようにしましょう。

まとめ:職歴に合わせてポイントと質問を工夫しましょう

中途採用者を面接する際には、職歴に合わせて質問を変えてみるようにしましょう。職歴3年程度と職歴5年以上の経験者であれば、質問内容を変えることで自社にマッチした人材を採用できる可能性が高くなります。職歴3年程度の経験者であれば単独で仕事が出来るかどうかをチェックし、5年以上の経験者であれば、会社に合わせて仕事を出来るのかどうかなどをチェックするようにしましょう。うまく質問をして応募者の本音を引き出すことで、入社してから長く活躍できる人材を採用できるようにしましょう。

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